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「私は社会のお荷物だ」「役立たずで、ごめんなさい」

なんかのスイッチ入って涙が止まらなくなることがある。

例えば、すみっこぐらしの映画。
例えば、高校野球の応援のブラスバンドの動画。

そして今日は「私は社会のお荷物だ」っていう思考が、涙のトリガーだった。

ほんとは役に立ちたい。
価値ある人間でいたい。
頑張って働いてお金稼いで、好きなもの買ったり旅したりしたい。
親を旅行に連れてゆきたい。
頼られる人でありたい。

のに、現実のわたしは、
毎日家にいて、家事して、のんびりして、
自分の体調に振り回されながらしがみつくのに必死で
まだ何も稼げてない
家賃とか生活費も、払ってるけど、夫の3分の1くらいだし。
扶養に入らせてもらってる。ありがたい…ごめんなさい。

働き続けることが苦手なわたしが
なんとか稼げるようになるにはどうしたらいいのかな。
色々な会社で働いてきたけど、労働環境、ガチャなんだよな。「ここなら10年働ける!」と思えるような会社があれば…
そして自分の体調も波がある。仕事がゆるくても、何となくずっと息苦しいときもあった。
逆に、キツイ仕事は、自分の体調を気にしてられないくらい忙しかったけど、ブレーキのぶっ壊れた自転車で坂を下り続けるような働き方が恐ろしくて、毎日が必死で、やがて職場に行けなくなった。

ごめんなさい。役立たずでごめんなさい。友達は働いてるのに、親も夫も働いてるのに、私は…うまくできなくて、ごめんなさい。どうしてうまくできないんだろう。


役に立ちたい。ありがとうって言われたい。そしてお金も欲しい。稼いで、好きなもの買いたい。貯金して、将来への憂いを減らしたい。

献血に行った専業主婦の方が、スタッフにめちゃくちゃに感謝されて、「こんな私でも役に立てるんですね」と涙を流した、というエピソードを読んだことがある。
気持ち、めちゃくちゃわかる。
今の無職の私もきっと、泣く。

強くなりたい。
ちょっとしんどくても、耐えれるようになりたい。
自分の体調を気にしすぎないようになりたい。
完璧主義で自分を追い詰めないようになりたい。
もっと元気になりたい

もっと上手に生きてゆきたい。

役立たずでごめんなさい、と思うと涙が止まらない。
デトックス効果があるんじゃない?ってくらい顔がビシャビシャになる。


以前私は、それなり仕事ができているという自負があった。転職を重ねて、新しいことを沢山覚えて、より良いやり方を模索してきた。頼りにされたり、褒められたりすることもあった。
でも医者に「あなたはあなたが思ってるより仕事ごできない」「キャパが小さい」「自覚してください」「簡単な仕事をして方が良い」と言われた。
ショックだった。悲しかった。
友人は「そんなことない」と医者を怒ってくれたけど、
「あなたは仕事ができない」と言う言葉がずっと引っかかって、痛いままだ。

10年前の私は、
30超えた私が、こんな状態だとは想像してなかったろうな。

過去の自分にも、ごめんなさい、って気持ちになる。

ほんとは自分に期待したいけど、
期待を下回る自分がいるのが、辛い。

こんなに生きるのが下手な大人になるとは思ってなかった。
社会不適合者だった。

どうにかうまくやって行く方法を模索して
でも前が見えなくて
涙が溢れる夜だった。