介護職の素晴らしさ

一般的に介護のイメージは辛い、汚い、安い給料、しんどい、ストレスが多いなどがマイナスイメージとして挙げられると思う。
その反面、やりがいがある、お年寄りの方々がかわいい、勉強になるなどプラスイメージもあるだろう。
全て正しいイメージであると僕は思う。
ただこの中で1つのイメージについて今回は取り上げたいと思う。
それは[やりがい]
1つ例をあげる。
排泄介助、トイレ介助とも言われる人間が生きるにあたって必ず必要なことである。
介護士は普段日常的にトイレ介助を行う。
トイレ介助終了の際、利用者さんから[ありがとう][迷惑かけてごめんね][すみません]などのお言葉を頂くことがある。
この事例を当たり前だと考えるだろうか?
自分が介護される側だった場合、僕だったら、どこの誰だかわからないひよっこの20歳の介護士に自分の下半身、陰部を見られ、お世話される、お世話されないと仕方がない。という状況。
普通に嫌。ですよね。
なのに僕が関わってきた利用者さんは[ありがとう][迷惑かけてごめんね][すみません]などの言葉を頂く。
逆じゃないか?こんな見ず知らずの技術もまだまだのひよっこに介護させて頂いて[ありがとう]
どれだけの人生を送り、経験をしてきたらそんなに寛大になれ、プライド必ずある。それを押し殺して、[介護してくれてありがとう][迷惑かけてごめん]こんな素晴らしい言葉が出てくるのだろう。人生の大先輩としか言えない。
色々な過去、価値観、経験があり、その自己統合に差し掛かってる今、そんな方々の長い人生のほんの一部に自分が関われている。
こんな経験なかなかできない。
こんなにもやりがいのある仕事。
胸を張って介護士って素晴らしいと思える瞬間が溢れている。
時には辛いこと、しんどいことも沢山ある。
でもそれも利用者さんと自分の人生の一部になっているという事を忘れてはならないのである。

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