見出し画像

恵比寿ガーデンシネマ

「ヒトラーのための虐殺会議」ドイツ映画

題名にインパクト

これは観にいかないとな~と思っていた映画です。ドイツ映画というのは地味なものが多くて、画像そのものも動きのないものが多いんですね。

にもかかわらずですよ。ゼミでお世話になった教授は、卒業して何年目かのわたしに「ほら、この前、日本でも話題になった映画があるじゃないですか」と、平気で話しかけてくるわけです。(ドイツ学科で人気になった、と一般的に人気になったには大きな隔たりがあるわけです)

*でもね、偶然、その年は、テレビのドイツ語講座で母校の独文科が紹介されていたのよ。で、偶然わたしは目にしていたのだよ。その話になったとき、教授の手前見ておいてよかったと胸をなでおろしました。

ドイツに注目する人には有名でも、一般的には普及しないと半分あきらめているドイツ映画。話は大体予想がつくし、ドイツ映画のもったり感には慣れているし、ドイツ語の音が好きだし。久しぶりに映画をみにいったのです。

*まいるずさんという方が「非常に見ごたえのある映画」と書いていらっしゃいます。詳細な映画情報と鋭い書評が素敵でした。映画内容はnoteで検索してみてくださいね。


さて、映画館について語ります。



映画館に入ったところにすぐバーグマン

わたしバーグマンのもったり感が大好きなのね。で、そこにいらっしゃるとどきどきしてしまうわけよw。ドイツとスウェーデンの血をひいた方だったよね。戦後、「オリエント急行殺人事件」で助演女優賞を受賞したのだけれど、主演女優賞と助演女優賞を両方とるところが、バーグマンっぽいと橋本治が書いていたよなあ。妙に生真面目で、しっかりしているようで、あぶなっかしい。私生活では奔放な女性だったとされているけれど。まあ、正直な人だったんでしょうね。イタリア映画監督に「わたしは、ティアモ(アイラブユーのイタリア語)しかイタリア語がわかりません。でも、あなたの映画でつかってください」って手紙を書いちゃうところ、好きだわ。



奥のお手洗い付近から入り口を撮る

飲み物、軽食のお店のカウンターがあって、入り口付近には飲食できるフロアがあります。画像左

おしゃれなカウンター

この感じ、好きだな。映画のワンシーンが額に入っているのとか、黒板のお品書きがおしゃれだな。

店の感じ好き

どこから見ても美しいカウンター

ガムシロップ・ミルクなど

うん。フードの写真があるからおしゃれに見えるのかも。

さて、何にしましょ?

好みのものがたくさんであやうく、モヒートレモンとか頼みそうになりましたが(モヒートって何?)ハニーレモネードで。


で、入り口にフロアがあって、映画関連の本が置いてあるの!めちゃ読みたかったけれど、あまり時間がなくて残念。

フロアからの外の景色はこんな感じ

フロアからの景色

向こうの景色と割と近いんだけど、そんなに気にならないのは、仕切りの効果?

外を眺める

やっぱり計算された作りになってるっぽい。

清掃中

清掃中のとびらの質感。

後ろ見ちゃいますね

舞台の照明さん、音響さんになりたかったな~。戸田奈津子にもなりたかったしね。戸田奈津子を意識しはじめたのも、後ろを振り返ってしまうのも、映画館を懐かしく思うのも。

赤い座席

きれいな映画館。高低差があるので、映画が見えにくいなんてことはありません。


カウンター横の額

カウンターはともかく

マリリン・モンローがいる

トイレに額を飾ってあるってずるいな。(外に出られなくなっちゃうじゃん)

チャップリン・ジェームズ=ディーン

額だけじゃなくて鏡もたくさんあって、ちょっと
女優気分になってしまう。パウダールームもまた、心躍る。

パウダールーム・1


パウダールーム・2
パウダールーム・3
パウダールーム・4
パウダールーム・5

人がいなかったので、ちょっと楽しくなってきてます。

鏡を覗き込んだ時のわくわく感


さて、映画内容は、こちらのパネルで。ご興味のあるかただけどうぞ。

久しぶりの映画。久しぶりのドイツ映画でした。



#みんなでつくる冬アルバム