鶴見の満洲園で麻婆豆腐ですが、これ激辛なんです。

息子は一口でギブしてました、ヤワな奴だ。

さて、肺にカビが生えた第3話です。

前回書くのを忘れたのですが、私担当のお医者さんは女性なんです。

女性といっても私と同年代くらいなんですが、ちょっと可愛いんですよ。

かなりの豪快さんで初診の時は、

「どうなの！気分は良いの？！悪いの？！！」

「いや、普通というか・・」

「だから良いの悪いのどっち！！」

とかいうやりとりしてビビったビビンバ荻野でしたが、接してみると可愛いんですね。

そんな女医さんの除菌が出来るJOYだったんですが、どうやら隣の診察室も女医さんなんですよ。

ちょっと覗いてみたのですが、若くて綺麗なんです。

これ交換してくんないかなと思いましたが科が違うので断念しました。

そんで入院の運びとなるのですが2020年3月といえばアレじゃないですか、糞コロ騒動の始まりだったじゃないですか。

もうね、院内が物々しいんです。

ほとんど面会も出来ないような状態なんです、規制されてるんです。

面会は3分とか言うんです、ウルトラマンですか、カップヌードルですか。

とりあえず入院は10日間くらいだというから我慢しましたよ、どうせ嫁様を触ると殴られるので。

そんで病室に案内されるじゃないですか、そこは呼吸器科の病室でナースステーションの真ん前なんです。

もうほら、ナースステーションの近くというとヤバい病状の患者が集まってると噂されてるじゃないですか。

なんか嫌な予感もしたんですが担当してくれた看護師さんが田中麗奈に似てるんですよ。

なっちゃんですよ、なっちゃん。

なっちゃんに看護される事になっちゃったんですよ、ナンちゃんじゃないです。

そんでベッドは入り口側の端をあてがわれました。

自分のベッドを確保したらウエットティッシュとか必要な物を配置するじゃないですか。

そしたら、なっちゃんが太腿の付け根から採血するとか言うんです。

太腿の付け根というとアレじゃないですか、ヤバい部位じゃないですか、文字にするとアカウント剥奪されそうじゃないですか。

なので思い切りパンツを上げてビキニ状態にして待ってたんです。

そしたら思い切りパンツ下げられて採血されました。

もうね、不意を突かれました、完全無防備です、下半身が生まれたままの状態です。

そろそろパンツ履いて良いですか？スースーして色々と不安定なんです。

でも田中麗奈に股間を見られるとか有り得なくありません？

普通はないですよね、貴重な体験ですよね。

で、手術前にも色々と診察されたり説明を受けたりするんですよ。

放射線の説明もされたんですが、放射線の先生も女性なんです、しかも美人さんなんです。

なんでしょうか、この病院はヘブンでしょうか。

あー、もう1000文字超えちゃったじゃないですか、手術に全然辿り着かないじゃないですか、ICUどこ行ったんですか。

【 次回予告 】

たとえそれが、夢の中の出来事であろうと、思い出すのもおぞましい事がある。

まして、この身、この身体に染みついた消毒薬の臭いが、逃れられぬ過去を引き寄せる。

目に焼きつく老人用オムツ、耳にこびりつくイビキ。

高齢者の魔窟、呼吸器病棟が呻く。

次回「便秘」

腹痛するは、我にあり。