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ローストチキン


ローストチキンですが作っていたところ、チキンが人の姿に見えるとの有難い御指摘を某所から賜りました。

確かに、縄で緊縛された姿が人間と酷似しています。


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もう、こうなったらホモ・サピエンスにしか見えませんので、彼をジョージ君と命名しました。


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壁に耳ありジョージにメアリーですね。


さてジョージ君を調教していく訳ですが、元々手足を縛られている物を購入したので簡単です。


表面と中を洗い、キッチンペーパーで優しく拭いていきます。

次に塩と香辛料でモミモミとジョージ君をハーブマッサージします。


「お客さん凝ってますね」とコミュニケーションを謀りますが、娘は心配そうに私を見ていました。


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とりあえず揉み返しが怖いのでジョージ君には6時間ほど冷蔵庫で寝て頂きますが、その間にスタッフィングに使う乾燥ポルチーニを戻します。

ポルチーニは松茸と同じく栽培出来ないサイバイマンなので、砂やゴミが付着していてヤムチャです。


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これを水で洗い流すのは御法度の服部半蔵らしく、ゴミは戻し汁の中で落とします。

この結果、戻し汁はゴミだらけになるのでキッチンペーパーで漉す訳ですね。


幸いにして我が家からキッチンペーパーは無くなっており、コーヒーフィルターでお茶を濁しました。


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もう色からして完全にコーヒーですね。

コーヒーにブライト入れてやろうかと思いました。

弾幕薄いぞ!何やってんの!


そして、この戻し汁を利用してポルチーニライスを作る訳です。


長くなったので話をワープさせますが、ハイパースペースを目押しで抜けるとデス・スターが現れます。

そういえば、巷ではスカイウォーカーの夜明けが公開されましたね、観に行きたいので嫁様と予定を相談しときます。


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やはりカイロ・レンが「私がお前の父親だ!」とアクバー提督に対し衝撃の告白をするのでしょうか。


でもって晩飯の時間から逆算し、緻密なるタスクスケジュールでポルチーニライスを作り終えたら、いよいよ伊代はまだ16だから冷蔵庫のジョージ君を呼び起こします。

漆黒のダークネスから叩き起こされたので不機嫌かもしれませんが、お腹も減っているだろうとポルチーニライスを腹一杯食べさせました。


お腹も満足スニッカーズして頂いたので今度はオリーブオイルでマッサージします。


「お客さん凝ってますね」とコミュニケーションをゲットしますが、ジムから帰宅したドムな嫁様は何言ってんだコイツという目で私を見ていました。


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オーブンも余熱を終えてスタンバイ、ジョージ君も使い込まれて模様の消えたティファールのフライパン上でオール・グリーンです。

オーブンをオープンしてオーブンの庫内にフライパンを安置、オーブンをクローズします。


きっと君は庫内 ♪ と毎年恒例の一発ギャグを放ち、小一時間ほど日焼けさせればジョージ君は小麦色のマーメイドでした。




押すなよ!絶対に押すなよ!!