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人新世の「資本論」、今さら読み。(読書記録_04)

まだ途中、第三章を読み終わったところです。

2020年9月発行
「2021 新書大賞 第1位」


話題になったのは結構前ですよね。

これも積読してしまっていました。

これから読む【第4章「人新世」のマルクス】がこの本のクライマックスなのかもしれませんが、第3章まででもけっこう考えさせられました。

短くまとめるのは難しいのですが、

経済成長こそ幸福度の増大につながる、という大前提のもと生きてきたけど、果たして我々は今幸福ですか?
ー日本人は世界の中ではかなり幸福の筈だけど、本当に?
ーそして、我々の幸福実現のために虐げている人々がいることを、見て見ぬふりするの、やめませんか?
ー見て見ぬふりをつづけていたら先進国も、ひいては地球も危ない。
ー気候対策と経済成長は両立するはずがない。

・・浅くしか読めてないかもしれませんが、この辺りのことを、資本主義の成果や矛盾について、経済学者の主張や潮流をなぞりつつ論拠を重ね、第4章以降は「ではどうするべきか?」という実践編に入っていくようです。

このような本がベストセラーになっていることこそ、「今、世界は変なことになってるよね」とみんなが思っていることの証明なのでしょうね。

やはり、個々の問題意識と重なる部分があればこそ広く読まれるのでしょうから。

私ももっと見聞を広めて、「幸福とは何なのか?」、「幸福が実現する社会とはどんな社会なのか?」、考えたいな、と思っています。

後半楽しみに読んでいこうと思います。


【おまけ】
今回の中国滞在に、本をもっと持ってくればよかった、、と後悔しています。
こちらで本屋があったら覗いています。

日本のマンガ、流石の人気。


実はスラムダンクを読んだことがないので、中国語版で読むのもいいかもな、、と思ったり。

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