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ボトムアップとトップダウン

こんにちは、理学療法士のおかむーです。

今回は、「ボトムアップとトップダウン」について、お話したいと思います。

ただ、これは私見ですので、参考までに。

耳にするのが、「実習はボトムアップ、臨床はトップダウン」という言葉です。

ボトムアップは、一通りの標準的な(教科書的)評価をして、得られた評価結果から問題点を見つけ出す事です。

トップダウンは、情報や現象から、ある程度、見定めて、見極めきれない部分を評価します。

私がnoteに「リアル臨床」としている内容がトップダウンに当たります。

学生は、見定めが出来ないからボトムアップの評価で、教科書的な正常と違う内容をピックアップして、それを問題とします。

でも、どうでしょうか?

現象と評価結果を結びつけるには、深く、狭く、応用を利かせた評価でないと、わかりません。

すると、その人を捉えようとしたとき、ボトムアップでは評価の種類は無限になります。

また、評価の種類が多いと、それを統合・解釈するのは至難の業です。

要は、使い分けが必要で

評価練習ではボトムアップ

患者さんを捉えるのはトップダウン

一般的な医療で例えると

ボトムアップが健康診断

トップダウンが診療

そんなニュアンスでしょうか。

私は、学生であろうと、いや、学生だからこそ、その土台作りとして、考えて統合・解釈して、結果を出すことを重視していました。

なので、実習内容はトップダウンで進めていました。

これは、教員になり、授業(1年生から)でも、その方向で行なっていました。

それは、‘鉄は熱いうちに打て’、‘三つ子の魂 百まで’、‘カモは、生まれて初めて見る物を親と思う’ であるように
初っぱなが重要で、そこにインパクトがあるほど、その人の土台になりやすいと考えているからです。


最後までお読み頂きましてありがとうございます。


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