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1年次フィールドワーク-淡路2日目

はじめに

11月18日(土)、「フィールドワーク基礎技術演習」の淡路2日目でした!

テーマは「持続的な竹資源の活用・竹林整備の方法」。🌱


今回は淡路の竹資源についての学習と竹灯籠並べのお手伝いを行いました。

授業内容

まず始めに、淡路緑景観キャンパスにて、緑環境景観マネジメント研究科の藤原先生から、淡路の竹林管理の現状と課題の把握、竹ボイラー・竹チップ貯蔵タンクなどについてご説明いただきました。✍️

講義の様子

淡路の竹林面積および面積割合は、兵庫県の中でも、かつ全国平均と比較しても高いのが特徴です。
竹は元々使用されるため人為的に日本へ持ち込まれました。しかし、成長がはやい竹は管理しなければ生物多様性を失わせたり、土砂崩れにつながったりと危険を及ぼす原因となり、今では悪者扱いされることもあります…。

そこで、淡路では竹チップにしてバイオマス燃料として利用したり、道の駅でタケノコを販売したりと、竹資源の地産地消のため様々な取組が行われています!

しかし、竹の利活用や竹林管理における課題として、人手不足や金銭問題などが挙げられます。
したがって、竹をさらにどのように利活用できるのか、竹林の管理に携わる人を増やせないかなどを考えていく必要があります。

続いて午後はまず、淡路緑景観キャンパスの周辺散策を行いました。淡路緑景観キャンパスでは様々な植物が育てられており、周辺には竹林もあります。🌱

次に、そばカフェ生田村付近へ移動し、地域計画策定支援コーディネーターの方やひょうご関係人口案内所さとまちガイドラボの方々と合流し、皆様と学生で一緒に竹灯籠を並べました。

並べた竹を倒す強風そして寒さと戦いながら、みんなで協力して並べました!

竹を運ぶ
竹を並べる
"IKUTA"
中に灯りを入れる

作業後、おそばをいただきました!
ご用意いただきありがとうございました!

それから、ひょうご関係人口案内所さとまちガイドラボのコーディネーターの方々や淡路県民局で地域活性を推進されている方に、関係人口を増やすためのイベントや竹林などについて3グループに分かれてインタビューを行いました。

最後に、暗闇をあたたかく照らす竹灯籠を各々写真に収め、2日目のフィールドワークを終えました。

おわりに

増え続けて悪者扱いされる竹も、竹チップや竹灯籠などに姿が変われば、重要な資源になることが分かりました。
淡路1日目では竹林管理の大変さや課題を学び、竹が悪者のように見えましたが、今回のフィールドワークによって、竹は私たちの暮らしを豊かにするものでもあると知りました。

1年生の学生たちが竹資源や竹林の新たな一面を発見し、竹林と私たちが共存していくためのアイデアが生まれることを期待しています。

(TA 4年 中筋)

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