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ただ未来が不安なだけでした。

私はどちらかというとレールの上に乗って、そこそこの成績で、そこそこの人生が歩めればいいと思ってました。実際に学生時代の進学先も、成績も、課外活動もそんな感じだったと思います。

しかし就職活動というものを開始し、社会というものに触れ始めてから心の中には社会に対する期待感と同時に自分でもよく分からない違和感が積もり始めていきました。

それは将来に対する不安感でした。いや、危機感と表現したほうがいいかもしれません。

私は小学生の頃から教科書やニュースなどで、環境問題や少子高齢化、雇用問題など、自分たちの将来には数多くの課題が待ち受けていることを多く耳にしてきました。

しかし実際に社会の実情を見聞きしていると、あまりにその情報とかけ離れた現状を感じました。

正直肌感覚なので何かデータに基づいてるわけではなかったのですが、あまりに皆がそれらの問題や未来に関して無関心…というか、気にしてない…というか、とにかくそんな問題など存在せず、この先100年以上も今のままの社会秩序が続くようなライフスタイルを送ってるように感じました。

それは各企業もそうですし、そこで働く個人もそうです。もちろん国もです。

というより想像以上に皆が自分のことだけに、自分の目先の範囲だけに必死で、それを死守するだけでも精一杯のように感じました。

とても違和感があり、危機感を感じ、なんとも言い表せられない気分になりました。

とはいえこれまでの私は周りの目を気にし、特に自発的に何かを行動したことがあるわけでもなく、何か秀でた能力を持っていたわけでもありませんので、そこで何かアクションを取れるわけでも、何かを投げかけられるわけでも、それらを変革できるわけでもありませんでした。

ただ実際を確認するために、聞いて回るしかありませんでした。

しかしほとんどの回答は「考えすぎ・そんなことない・まず働いてみるべき」などでした。「やっぱり自分がおかしいのか」と思いその考えを切ろうとしますがどうしてもぬぐえません。このまま進んで本当に取り返しのつかないことになったら、その後悔は悔やんでも悔やみきれません。

そんなどっちつかずな状況のさなか友人から「そんなに焦らなくていいんじゃない?」という言葉を貰い、私はその通りだと思いました。確かに私は焦っていたのかもしれない、と。

人生80年。確かに社会や周りは今すぐに将来の進路を決める事こそが絶対的な正義であるかのように押し寄せてくるが、こんなものは人生を振り返ればただのいい思い出。そうなのであれば自分の納得した意思決定をしようと思いました。

そして私はまずは一旦今の動きをストップさせ、社会全体の動きの把握に努めようと思いました。

社会とはいったい何なのか
今の社会はどのようなものなのか
本当にこのまま進んで問題ないのか…

これまでレールに乗って生きてきた私からすれば、初めてそこからそれて、初めて自ら意思決定した瞬間でした。

そしてそこから大学を休学し、数か月間を海外で過ごし、日本の様々な方々との交流を通過し、現在の活動に至るまでになりました。

そして今では課題先進国であり絶望の国・ゾンビの国とまで言われているこの日本から、全く新しいモデル共同体日本を構築し、ポストコロナ・ポストAI時代の新しいモデルをこの日本から構築していきたいと思っています。

本当の先進国とはどのようなものでしょうか?物質的に豊かであれば先進国といえるのでしょうか?

私はこの日本という国が、世界で最も希望がないといっても過言ではないこの日本という国こそが、従来の国家モデルを脱皮し、全く新しいモデル国家となれる確信があります。

ぜひそんな日本に絶望しながらも、日本から何か突破口を見出していきたいと思っているような方々と共に新しい日本を作っていきたいと思っています。

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