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『メタ認識時代を日本から』 nTech・認識技術講師 冨沢亮太

nTech講師をしている冨沢亮太です。この記事では自己紹介を兼ねてnTechや私のことを紹介させていただきます。


nTech・認識技術とは

nTechとは認識技術(Ninshiki Technology)の略称です。

認識技術とはその名の通り「人間の認識を変化させる技術」であり、「観点・モノの観方を変化させる技術」です。もう少し別の角度から表現すれば「人を悟らせる技術」とも言えます。

この技術は、創始者であるノジェス(盧在洙・Noh Jesu)さんが1996年から独自に体系化した教育体系であり、ノジェスさんは東洋哲学的に言えば「悟りを得た人」です。

彼が悟りを得た時に気づいたことが「本当は誰もが今ここ完璧に悟っているのに、それが認識できていない状態だった」ということだったそうです。

そこで彼は「誰もが今ここ完璧に悟ることが出来る」と確信を持って、「誰もが悟りを得られる教育を体系化して、悟りが当たり前の社会を作る」と決断し、1996年から認識技術の体系化を始められました。nTechに関しては以下の動画が6分ほどで分かりやすくまとまっています。

現在では教育体系化も進み、最近は出版やyoutubeでの発信なども活発にされており、近年発売した本はどれも「ベストセラー1位・レビュー平均4点以上/100件以上」と、とても人気の本となっています。


私とnTech・ノジェスさん

私がnTech・ノジェスさんと出会ったのは2011年頃でした。

当時大学3年生だった私は将来の方向性に悩んでいました。IT化の加速や少子高齢化、気候変動など、これからの時代はこれまでとは大きくパラダイムが変わっていくと感じていましたが、自分が進むべき方向性を定められずにいました。

そんな時にノジェスさんの講演会に参加する機会があり、そこでノジェスさんが「これまでの時代は人間以外を開発する科学技術の時代でしたが、これからは人間そのものを開発する認識技術の時代になります」と話されていました。

私はその話に深く共感しました。以前から私は、どんなに素晴らしい道具や技術、システム・制度などを生み出したとしても、結局はそれを使う人間が変わらなければ、本質的には何も変わらないことを強く感じていました。なのでこれからどれだけテクノロジーが進化したとしても、人間社会は本質的には何も変われないと思っていました。

そしてノジェスさんは自分が得た世界を教育化・技術化して、時代の中心軸をも変えようと全世界を巻き込んだムーブメントまで起こそうとしている方でした。私は彼が話していた内容もそうですが、彼のその生きる姿勢にとても感銘を受けました。なぜなら多くの人たちが諦めてしまっている領域に彼が手を出していることを感じたからです。

例えれば、近年最高の起業家とも言えるスティーブジョブスは「iPhoneを全世界の人が持てるようにしよう」とまで思っていたのかもしれません。しかしノジェスさんがやろうとしていることは「全人類がiPhoneを作れるようにする」ほどのことです。それほどほぼ全ての人が「人間そのものを変える」ということを無意識深く諦めてきました。そしてノジェスさんはそれを既に当時15年ほど実践しており、着実にそれが現実化していることを感じました。

とはいえ当時の私はあまり本質的な話は詳しくありませんでしたので、実際にはノジェスさんが話していた内容の1割も受け取れませんでした。

しかし私は当時お世話になっていた方からこんなことを言われたことがあり、とても心に残っていました。

本当にお前に価値がある本は、お前が全然理解できない本なんだよ。なぜならお前が理解できるってことはその内容は既にお前が知ってる事ってことなんだよ。だから本当にお前に価値があるのは全然理解できないことだ。そしてそれを理解できた時に初めて"お前が変わった"と言えるんだよ。

この方が教えてくれたように、ノジェスさんが言ってることが理解できるようになったら、私は今までにないとても大きな変化を出来る可能性を感じました。そしてもし本当に「人間そのものを開発する技術」を自分自身がマスター出来ればこれからの時代に大きな貢献が出来ると思いました。

そんな思いを抱きながらnTechを学びはじめ、今では講師までやらせてもらうようになりました。

私がnTech・ノジェスさんから得たこと

そして実際にnTechを学ぶことで得られた一番大きな変化は「人間のことを理解できるようになった」ということだと思います。

私は幼少期のころから人間のことを理解したいと思って生きてきました。

そうなった背景には家庭環境も大きく影響しており、私が生まれ育った家は祖父母と両親の関係があまり良くありませんでした。

しかし私は「なぜそのような現象が起こってしまうのか」を理解することが出来ませんでした。その現象の原因を理解したいけど、理解できない。それぞれの気持ちを理解したいけど、理解できない。どんなキッカケで関係が悪化してしまうのかも分からない。

そしてそれは学校に通い始めても同じでした。理解できない対象が友人や先生などに変わっただけで、中学生・高校生・大学生になっても、多少は理解できるようになったとはいえ、本質的には他者のこと・人間のことを理解できませんでした

そしてそれは自分自身に対しても同じでした。祖父母と両親の関係悪化の原因を自分のせいだと思い込んでしまった私は、自己否定が習慣になってしまい、その結果、上手く自分の考えや感情をコントロール出来ずにいました。そして「なんで自分の考えや感情なのに、こんなにも自分で統制出来ないんだろうか」と「人間の意識の仕組み」に興味を持つようになっていきました。

そんな時に出会ったのがノジェスさんとnTechでした。

nTechでは「PCの作動原理」とつなげて「意識の作動原理・宇宙の作動原理・意志決定原理」をシンプルな1パターンの仕組みで体系化していました。そしてその仕組みによって、今まで私がずっと理解できなかった様々なことが驚くほどシンプルに分かるようになりました。

私は人間に興味を持っていたということもあり、大学では生命科学を専攻して、脳科学などの生物学的な角度から人間に対する理解を深めていました。しかし実際には、それだけでは理解できないことが山のようにあり、それを補うために様々な本を読んだり、人の話を聞いたり、色々な場所に足を運んでいました。

それがnTechを学ぶことによって、これまでは点のようにバラバラに見えた様々なことが線のように繋がって、とてもシンプルに理解できるようになりました。

そして何より私が心の底から感動したことは、幼少期から理解できなかった両親と祖父母の関係性の問題や、私自身の考えや感情がコントロールできなかった問題なども、nTechが整理している「人間共通の仕組み」によってとても深く理解することができました。

そのお陰で私は初めて祖父母や両親のことを理解することができて涙が止まらず、心の底から感謝が溢れてきました。

そして今までモヤがかかっていた視界が一気にクリアになり、これまで身体に背負っていた重りが消えて無くなり、「生きる感覚そのもの」が全く違うものになり、生きることそのものが楽しくてたまらなくなってしまいました。

それははまさに哲学者・フリードリヒ・ニーチェが人間の成長を「ラクダ→ライオン→赤子」に例えたように、何にも縛られない赤子になってしまったかのような感覚でした。

そして私はより深くnTechに確信を持つようになり、nTechが私のような悩みを抱えている人にとても大きな貢献ができることを確信しました。

私の現在・nTech講師として

そして現在はnTechの講師として様々な方にnTechを共有させていただいています。

現在、私が担当しているセミナー・プログラムは以下になります。
※随時変更があります

・Industry5.0セミナー(3Days)
・心感覚体得プログラム(3ヶ月・平日毎朝)
・疲れスッキリワークショップ(1Day)
・脳=VRゴーグル!? ”人生をやっと始められるデジタル認識ライフスタイル(1Day・体験型セミナー)

短時間でのイベント・WSなどは以下にになります。
※随時変更があります

・AI時代の先の未来技術nTechとは ~宙船プロジェクト ワークショップ&説明会~(2.5h)
・ノジェ水曜日12:30(毎週水曜日・12-12:30@/Xスペース)
・アモールファティ祭(毎月第三土曜日・19-21時)

そして講師業以外にも1:1のセッションや、コミュニケーションゲームを使ったカフェ会も開催していますので、ご興味ある方は気軽にご連絡下さい。

その他、nTechやノ先生が講師をされるイベント・セミナーなどは沢山ありますので、ぜひチェックされてみて下さい!

私と日本

私は大学3年生の時に人生の方向性が定まらずに大学を休学し、ジャマイカという国に3ヶ月ほど滞在していました

この国は後進国に分類され、殺人発生率も世界トップクラスです。日本とは比べ物にならないほどのの貧しい国であり、ジャマイカに住む多くの人たちが日本のような先進国的な暮らしに憧れていました。

そして私がその国から見えた景色は、現代的な豊かさに対する疑問でした。現代の基準でいう先進国的な暮らしは確かに魅力的だと思います。しかし実際にその暮らしをしている人たちとジャマイカで過ごしている人たちの精神的な豊かさや心の満足度といったものは殆ど変わりが無いように感じました。

「これが本当に人間として生きるということなんだろうか」。私はそんな強い疑問を抱きながら日本に帰国し、その後ノジェスさんと出会いました。そしてノジェスさんの「人間そのものを開発する認識技術」というモノに強く惹かれ、認識技術を学ぶようになりました。

そしてノジェスさんが認識技術と共に重要視しているのが「日本」でした。ノジェスさんは韓国で生まれ育ちましたが、1996年に日本の地で悟りを開き、その境地から人類の歴史を整理していった時に、浮かび上がってきたのが「日本文明」だったそうです。

そのとてつもない可能性を観たノジェスさんは、「必ず日本を世界で一番愛され尊敬される国にする」と決意し、認識技術を日本オリジナルの技術として、日本から世界に広げることを決断されました。

そしてそのノジェスさんの言葉でとても響いたものがありました。

 日本は世界で唯一の精神文明なんです。だから今の日本が元気が無いようにみえるのは今が物質文明だからであり、日本のゲームじゃないからなんです。
 でもその物質文明が限界を迎え終わりを迎えようとしているいま、日本が世界で一番大活躍する時代がこれから始まろうとしているんです。精神文明を牽引していけるのは全世界で唯一無二・日本しかありません。
 日本はアヒルじゃないんです。その偉大な可能性とミッションに気付いて、全人類をリードするリーダーシップを発揮して欲しいです。

nTech創始者 ノジェス

世界的にも精神的貧困国と言われる日本。若者の自殺率も自分に自信を持てない若者も世界トップクラスです。物質的にはこんなにも豊かなはずなのに、なぜ日本はこんな現状なんだろうか。そんな疑問を持っていた私でしたが、ノジェスさんのこの話しを聞いて日本がよく理解できるようになりました。

私のこれから・メタ認識時代に向けて

私は1990年に生まれ、失われた30年の真っ只中を、物質的には何ら不自由なことはなく生きてきました。しかし"何か"物足りなさを感じながら生きてきました。もちろん一時的な楽しさは感じたことがはありますが、人生そのもの・生きることそのものを楽しいと思ったことは一度もありませんでした。

しかし認識技術に出会うことで、これまで感じてきた欠乏感は、まさに私たち世代が背負っている役割であり使命であることを強く感じました。

物質的な貧困に対する反動から産業革命が起こり、そこから更なる発展を求めIT革命が起こりました。そして生まれた時から物質的豊かさに恵まれた我々世代は、その物質的豊かさ・テクノロジーの力だけでは自分たちが満足できないことを心の奥底では感じ取ってしまっています。

戦後の焼け野原だったところから、先人の方々が物質的に恵まれた日本をここまで作ってくれたように、これから私たち世代がやるべきことは人類の精神的欠乏を解決することだと確信しました。

スティーブジョブスは「多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ」と言いました。それと同じように多くの人々はは自分が何が欲しいのかを認識することは簡単ではありません。

私たち人間が科学技術によって物質世界を統制できるようになったように、認識技術の発展によって必ず私たち人類は意識世界を統制が出来るようになります。1000年前にはまさか人間が空を飛べるようになるとは誰も夢にも思っていなかったと思います。そしてこれから私たち人類は、それ以上に大きな変化を経験することになります。

それが科学技術の限界を補う認識技術の可能性であり、誰もがメタ認識を獲得する全く新たな人間社会の始まりであり、日本からから始まっていく認識革命です。

私はそんな認識革命の一端を担うべく日々活動しています。

最後に私の好きなノジェスさんの言葉をご紹介します。

社会は人によって作られる。
人は教育によって作られる。
教育は人間観によって作られる。

nTech創始者 ノジェス

私はそんな根底からの変化を皆さんと作っていきたいと思っています。なので認識技術に興味を持ってもらえたら嬉しいですし、そんな皆さんの認識の変化をともに作っていけたら更に嬉しく思います。

長くなってしまいましたが、最期までお付き合い頂きありがとうございました。


追記
ノジェスさんの新刊本「これからの生き方 BEST BEING」が発売されました!ぜひこちらも手にとってみてください!


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