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ゆっくり、急げ。

「丁寧な暮らし。」


これを自分の生き方のコンセプトに入れてみるのはどうだろうか、と考え始めている。「ゆっくり、急げ」を読んで、この考えをお土産にもらったからだ。

私の娘は障がいをもっている。娘が生まれるまでは、社会人としての物差しは「年収」だったのだが、娘が生まれてからはその物差しが変わった。

新しい物差しは、簡潔に言うと、娘の障がいとなる原因を特定して少しでも快復してほしい、そのために仕事を活かせないかを模索していて、年収というシンプルな数字で自分の評価ができなくなった。

この本を私なりに解釈すると、利他的な考えを持って行動することで心が満たされる生活を送ることができる、結果的に自分のために生きることを大切にせよ、ということ。

筆者の影山氏は、GDPで豊かさを評価する資本主義への限界の提言とそれに置き換わる新たな社会システムの創造を目指している印象は受けたが、自分事に置き換えるともっと小さいものになる。

丁寧に暮らす、というのはどういうことか?自分なりの解釈をまとめてみる。

モノへの向き合い
モノを大切に扱う。余計なモノを買わない。買うことで満たされる考え方をもたない。買う場合は造り手の顔が見えるモノを買う。そうすると大切に扱えるから。できれば国産品を買う。日本の成長に経済の側面からも貢献したい。

人への向き合い
損得で判断しない関係でつながる友達をもつ。他愛もないことや真剣な相談を時間を惜しまずにできる相手との関係性を大切にする。相手のために何ができるかを考えられるようになる。

おカネへの向き合い
Die with Zeroの考え方に共感をもっている。自分がよりよい生活が送れる分だけのおカネを稼ぐ。

時間への向き合い
いまこの時間が自分のために使えているか、を意識して時間をつかうこと。

成長への向き合い
年齢など気にせずに自分が成長できているか、その結果自分の周りの人が少しでも嬉しかったり穏やかであったり良い気持ちを持てているか。

食への向き合い 
地元で取れた野菜や生産者の顔が見える食材を自分で調理してありがとうという気持ちをもって食をいただく。外食も良いと思うが、食とその生産者への感謝を忘れずに。

衣への向き合い
長く使える良い服や備品をもち、つかう。使い捨ての考え方から脱却する。

1日の始め方
余裕を持って目覚め1日をどのように過ごすかをノートに書き留める。人との会話は挨拶から始まり、清々しい朝を迎えられるようにしたい。

ばっと思いついたものを書き記してみた。これからアップデートしていくべきだろうが、これらの生活を送ることで精神的に豊かになれるイメージはある。

家族とともに「丁寧な暮らし」を心がけてみよう。




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