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iPhoneXでお祓い?!

ついに我が家のビルトインタイプの食洗機が、ギブアップした。

先月、20年選手だったエアコンが壊れて、買い換えたばかり。
その前の月は、車。

そしてついに食洗機。
夫が第一発見者で、黙々と働いていた食洗機が突然「ピピピピピピ」と、けたたましくエラー音を鳴らして止まってしまったそうだ。

ネットで色々と調べてみたが、「ブレーカーを落として、もう一度入れると直った」とか「朝まで放置したら、なぜか直った」という、「映らないテレビを叩いたら直った」的な修理方法しか見当たらなかった。

それでも懲りずに類似例を調べてみると、これは素人では解除できないらしいということだけわかった。
多分、長年の使用で排水ホースに油や残菜のカスが溜まって、詰まったか、ホースが劣化して水漏れしたか、そのあたりだろうというところ。
排水ホースは、食洗機の裏の方に格納されていて、素人が触ることはできない。
見れば我が家の食洗機は2005年製。まあ、さもありなん。

今日は息子が、家にいてくれるので、懇意にしている工務店さんに見にきてもらおうと思っている。

食洗機が初めて我が家にやってきたのは、まだ娘が私のお腹にいたころだから、もう16年ほど前になる。
私はアトピー持ちで、とにかく手肌のバリアが弱い。小学校のころから、常にあかぎれ、水ぶくれ、かゆみに悩まされてきた。学校生活って、鉄棒、ドッジボール、水泳、手洗いうがい、雑巾掛け……手荒れの原因のオンパレードなんですよね。その上、ハンドクリームは色付きリップと同列に扱われて「学校で使わないもの」認定されて持ち込み禁止だったり。(昭和の話です。現在は違うんでしょうね)

結婚してから、料理や洗濯をするようになって、手荒れがひどくなった。
子供が生まれると、赤ちゃんのお世話や家事に時間を取られ、「水に触れてたら即ハンドクリーム」という、手荒れ改善の鉄則が守れない。治療用のお薬を塗った手で赤ちゃんを触るのにも抵抗がある。
悩んだ末、少しでも水に触れる時間を減らしたくて、当時まだそれほど普及していなかった食洗機だったけど、思い切って導入することを決めた。
おかげで、食器洗いから解放されて、手荒れも随分改善できた。
その後生まれた娘の哺乳瓶も、食洗機の温水(80度)で洗浄。煮沸消毒も薬品消毒もせずにやりすごした。(よいママはマネしないでください)

食洗機が洗い物をしている時間に、子供と遊ぶ時間にできたし、お風呂や寝かしつけの時間に回すことができて、本当に助かった。
夫や、大きくなった子供たちが、食洗機のセットからスイッチオンまでやってくれるので、後片付けのことを心配することなく、安心して仕事にでかけられた。

そして、あの洗い上がりの美しいこと!
コップは指紋も残らず、買った時のようなピカピカ。
お弁当箱(食洗機対応のものを使ってくださいね)の隅っこまで、キュッキュ。卵かけご飯を食べた後のお茶碗も元どおりの真っ白。
大雑把で家事下手の私には、到底到達できないレベルの洗い上がりが約束されている。

今、我が家になくて一番困る家電、ナンバーワンは食洗機。
それが壊れるとは、車が壊れるより私の精神的ダメージが大きいのだ。
とにかく、1日いや1時間、1分でも早く、修理していただきたい。
現在、工務店の開店時間を、夫とともに今か今かと待っている。はよ、電話したい。

それにしても、今年は予想外の出費が多くて財布が痛い。
車もエアコンも買い換えたおかげで、とても快適で便利になった。だが、預金通帳の残高は、ゼロに向かって、カウントダウン中。

車を買い換える前は、「そろそろiPhoneSEからiPhoneXに買い換えようか」と考えたりしていて、その代金15万円を支出するかどうか迷っていたら、あっという間にトヨタのアクア250万円に化けた。

だけど、事故の保険金や入院費用の健康保険の還付金など、思った以上に入金されたので、「しめしめ、いよいよiPhoneの買い換えるか」と思った矢先、エアコンが故障。iPhoneXとほぼ同額のエアコンを買う羽目になった。

夏の陽気に乗せられて、昨日「よし、今度こそiPhoneX!」と思ったばかりなのに、今度は食洗機が故障。最悪、またiPhoneXと同額の出費になりそうだ。

なぜだ、なぜ、iPhoneX価格の家電が壊れるのだ。

「ルミさんが思い切ってiPhoneXを買うまで、神様はこの連鎖を続けるんじゃない?」
なんて、夫に笑われる。
そんなこと言うなら本当に買っちゃうぞ!

とか、息巻いてみるのだけれど、家計を預かる身としては、そうやすやすと実行できないのが辛い。
iPhoneお祓いは、食洗機の修理代の見積もりを見てから考えるしかない。

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