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新しいスキルを身につけるより大切な「文章を書く」技術

スキルアップして稼ぎたいなら、流行りの小手先テクニックを追うより、文章に注目してほしい

社会人の学び直しとして「リスキリング」が話題だ。政府はIT分野・DXなどに携わる人材を育てようと力をいれはじめた。

その流れでリスキリングに取り組む社会人が増えた。会社での評価につながる資格取得を目指したり、副業で個人で稼げるスキルを身につけたりする「学び直し」がリスキリングだ。

でも僕は、文章力を上げておいたほうがいいと思うんだ。

例えばDXの知識を勉強して、試験に受かって最新ソフトウェアにも精通している社員Aさん。
DXはさっぱりだけど、文章術を学んで分かりやすい文を書く社員Bさん。

これからの時代に求められるのはどちらだろう?

IT化やDXがいくら発展した世の中になっても文章が重要なのは、証明されている。

「文章がしっかり書けない」社会人は、大きな問題を抱えている。

・考える力がない
・情報を整理できない
・分かりやすく人に伝えられない

これらはビジネスではベースとなる必須スキルだ。ITの最新トレンドに明るくても、デジタルテクノロジーを理解しても、考える力が弱く、頭の中がゴチャついて、的を得ない説明を相手にしてしまう。

文章が書ければ、多種多様な職種で有利に働く。情報整理が上手で、体系化して考えられる。伝わる文章が書ければ、仕事でのやりとりもスムーズで、周囲からの評価が上がる。昇格・昇給のために大きな助けになる。

文章が書けないと、考える・整理する・伝えるの3つの基本スキルが育たない。また文章にはその人の考え方の癖・思考力が現れやすい。

どんな文章を書いているかで、仕事力があるか見抜く人も多い。
「あ、この人は仕事できないヤツだな」
とメールを一回見ただけで判断されてしまうのはザラだ。

加えて文章が書けるとコミュニケーション力が上がる。

文章を書くのは言葉を選ぶ作業ともいえる。書ける人は良い言葉選びができる。だからコミュニケーションがスムーズになり、周囲からの信頼も上がる。

「最新技術においつけ」
「生成AIを使いこなせ」
と日々アップデートされるテクノロジーの流れに煽られるよりも
「書く」スキルを学ぶのが賢い選択だと思う。
一生ものの文章スキル。人間的な魅力アップに。

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