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学生時代の便所飯 リケジョの奮闘ストーリー?

フリー素材のイラストやさんで素材を探そうとしたら こんな素材があったので 「あ~そういえば私も大学時代に便所飯したことあるな~」なんて思いだした。

私は大学時代に友達がいなかったわけではないし、ハブにされてた(?死語?)わけでもない。

そんな私がなぜ便所飯をせざるおえなかったかというと...


私の大学の所属は工学部だった。当然ながら学内には当然男子生徒の比率が多い。

大学3年生になると、研究室の所属を決めるため自分の希望の研究室を第3希望まで書いて投票する。

研究室ごとに受け入れられる3年生の人数は決まっているから、投票数が多かった研究室については、成績順で席がうまっていく。

希望を出す際、仲の良い友達と一緒の研究室に入ることを優先として、それぞれの研究室の倍率を想定しながら研究室を選ぶという戦略もある。

私は、そういうのを抜きにして、自分が一番興味のある分野の研究室を第一希望に選んだのだけど、その研究室の私の学科からの3年生受入れ人数は1人。さらに第一希望でその研究室を選んだのも私ひとりだけ。ということで、第一希望の研究室への所属が確定した。

はじめて所属された研究室を訪ねてみると...6人の先輩と、他学科から配属された2人の同級生はみんな男子生徒で、女子生徒は私ひとり。そして私の所属している学科は新設だったので(私が1期生)で先輩もみんな違う学科。

まったく想定してなかったわけではないけれど、けっこう不安だった。。

先輩たちにとっても、違う学科の女子生徒が一人入ってきて、接し方もいろいろ気を使わせてしまっていただろうなと思う。


学校での、こういったシチュエーションでの難関はお昼ご飯の時間である。

いままでは学科の友達と授業を受けたあと、そのままお昼に~という自然な流れだったけれど、

研究室は、授業のように時間が決まっていなくて、時間もスタイルも研究室でまちまち。 学生が研究室に来る時間がきっちり決まっていてお昼も基本研究室のみんなでってとこもあれば、それぞれの生徒の研究進捗によって研究室に来る時間もお昼も自由っていうところもある。

要するに、他の研究室の仲のいい友達とお昼の時間が合わなかったりする。そして他の研究室状況もわからないので、毎日のようにご飯に誘うわけにもいかない。

そして私の研究室はお昼の時間に研究室に来てる人もいれば来てない人もいる、日によってまちまちなフリースタイル。お昼の明確な時間も決まってない。

先輩たちは自然に、おい〇〇、飯いこうぜ~ っと仲良いもの同士ご飯に行くわけだが、

他学科からきた女子ひとり。。 多分、声をかけるべきか結構考えてくれたりするんだろうけど… (実際声をかけてくれて一緒にいったこともありました) が 毎回一緒にご飯にいくといった習慣化することはなく 

私も、せんぱーい!一緒ご飯行きましょうよー!っていつでも言える勇気があればよかったんだけど... 最初のほうは特にそうもいかず...

もごもごしたまま...

だれも悪くないんだけど

結局一緒に学食に食べに行く人がおらず、女一人で学食でご飯食べる強さもなく

実際に研究室にお昼の時間一人しかいなくて誘えるひといなかったこともあり...

便所飯...

というわけです。

結果、お昼を食べる量を減っていき、人生で一番痩せていた時期。

仲の良かった友達がそんな私をみて、

え!?やせた!?!?ちゃんと食べてるの?!

って心配してくれました。心にしみた...ありがたや...



先日、東京大学の入学式で上野千鶴子さんの祝辞が大きな反響を呼んでいましたね。

全文読んだんですが、すばらしい祝辞だなと思いました。


私自身も理系だったからというのもあり、女子が少ない環境で生きていくことが多かったんですが、有難いことに、社会の中で不快に感じるほどの男女差別に直接さらされることは これまでそんなにありませんでした。

でも、やっぱり、便所飯の経験からも、笑

男女比って半々ぐらいが ちょうどいいよなって思います。 プロジェクトを進めたり、物事を決定したりするときは なおさらね。



というわけで、男性が多い環境に身をおく女性!!応援してます!!






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