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飛鳥🐢 亀虎から亀石

飛鳥をあらためて、壺阪山スタート橿原神宮ゴールとして、徒歩でいきます。

いい天気です。
こういうちょっとした路地、差し込む光がいい。
素敵な看板ですね。
まずはキトラ古墳。
はーい
わたし、お願いする側の人間です。
いい感じですね。
てくてく。
看板あるけど、この道以外ない。
乾拓版
外にあるから夏は火傷すると思います。
てくてく🦌

亀虎🐢🐅でキトラなのですが、なぜ漢字表記をしないのですか。
難読ということもないと思うのですが。
どなたかご存じですか。

これぞキトラ古墳。
被葬者不明。

ここから少し降りると四神の館なるものがあって、キトラ古墳内部の再現があります。かなり立派です。当然に入ってみます。

四神の館。かなり新しい。そして無料。

ものすごく熱心で親切なボランティアガイドさんがいろいろ教えてくれます。とても有難い。

素敵なクリアファイルに、立派なパンフレットが入っています。

古墳壁画の復元があります。とても立派です。一億かけて作成されたそうです。

玄武の絵です。
ほんとうにかなりしっかり再現されています。
世界最古の中国式天体図。
(この時代は中国という国はないんですけど)

天井の天体図は、日本では見えない星が描かれています。つまり、長安か咸陽か、朝鮮半島のどこかの天文図ということ。74の星座が描かれているようですが、私は何もわかりません(汗)。

獣頭人身十二支像も、大陸での平服姿に笏と、朝鮮半島での鎧姿に武器、というものの折衷したような姿。

※四神 
青龍 東 春 仁
朱雀 南 夏 楽
白虎 西 秋 義
玄武 北 冬 智


なんかスタンプを押せるようになってたので、
とりあえず押します。
青龍と白虎のポーズが同じです。
四神に地勢もあるのですね、知りませんでした。
鎌倉時代に盗掘。

キトラは現時点で被葬者不明ですが
有力候補は高市皇子
天武系皇子の誰かということは固い。

そうそう、この辺りでないとあまり聞かない
檜前ひのくま
地名って大事なので、易々と変更するべきではないと考えています。
「檜前」も「東漢」も氏族な気もしますが・・・


キトラのち、飛鳥駅の方向にむかいます。飛鳥駅までは徒歩20分くらいの下り坂です。

途中で飛鳥ハーフマラソンの下見ランの人たちとすれ違います。
なぜに飛鳥ハーフランナーなのかわかるかというと、「飛鳥ハーフ」のTシャツを着ているからわかるのです。今年のデザインは飛鳥大仏です。
去年は石舞台でした。

いい景色です。
飛鳥駅の前にある道の駅。
五平餅×2
醤油味とみそ味



ここから北に向かって高松塚古墳へ。

ここは有料です。

高松塚古墳の被葬者も不明。ただ、キトラで聞いた解説によると、天武系なことは固いようです。土地柄、そりゃそうですね。

前田青邨。そして平山郁夫。
教科書とかでみたことある、あれやに。


復元図ですよこれ
宮子さんも、いろいろ興味深い経歴の人です。
心が病んだような話がありますが、
本当に心が病んだのか・・・私はそうは思いません。
私は!
孝徳さんが・・・(泣)
つまり、学者と宮内庁では見解が異なるということです。
牽牛子塚もそうですが・・・

中尾山の古墳は火葬。火葬が始まるのは41代持統さんから。
中尾山の火葬被葬者は42代文武さんかそれ以降って考えるところ自然だと思います。というかやはり文武さんでは。

比べてみよう!!兄弟古墳だよ★

どちらも天武の皇子の古墳だと思ってますよ私も!

これぞ高松塚古墳。
古墳あたりから眺める里の春。
高松塚と同じ敷地内に中尾山古墳。
穏やかです。
なんかこのあたり、飛鳥ハーフのコースだった気が。


飛鳥はレンタサイクルで回ることが定番だし推奨されます。私も飛鳥に行か人がいればレンタサイクルをファーストチョイスとして薦めます。軽快な自転車ライダーがあちこちで見られます。2~3人の組か、1人か。そんなに大勢のグループで回る土地ではないですね。


道なりに、天武・持統陵。
宮内庁と学界の見解が一致する数少ない古墳。

私は持統天皇がすきなのです。天武系の女帝がすきです。

持統天皇は諱(いみな)を鸕野讚良(うののさらら)さんとおっしゃいます。橿原市のさららちゃんもとてもすきです。気合の入った、躊躇なく迅速に行動できそうな面立ちです。


そこらのゆるキャラとは違います。
ゆるくない気がします。
なんか真っ直ぐ撮れませんでしたが、
天武•持統陵です。

天武持統陵は野口王古墳ともいいます。野口はこの辺りの小字(こあざ)です。

いい眺めの位置に陵墓がありますね。

穏やかな風景からは、持統さんの熾烈な人生は想像できません。かえって感に入ります。

この古墳も、一周できます。


続いて、前回飛鳥ハーフを走りながらコースからは見れなかった亀石へ。

去年、飛鳥ハーフを走りながらこの辺りで亀石を探したんですが、砕石場か石切場みたいなとこばかり目について、亀石の安全を懸念しました。

今回歩いてみて気づきましたが、亀石はコースの近くだけど、コース上から見るのは無理な位置。


原風景に溶け込む亀石、ありました。

ちょっと何書いてあるか読みづらいんですけども


要するに
公式設定として、亀石が当麻の方角向いたら大和盆地が泥に沈む。
石切場で亀石砕いたらもっと広範囲が沈むで。(真顔)

しかし本気の悪意と重機がないと動かない大きさです。


近鉄壺阪山から亀石まで、歩行距離およそ4〜5k、所要時間3時間。

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