しかのじょう
MONEY×3 ALWAYS MONEY いつも脳みその半分くらいはお金のことを考えています。 相場のおかげ様で生きています。
鎌倉と江戸のこと。山とか寺とか美術館とかです。
寺社仏閣史蹟とか唐詩宋詞とかです。
近鉄育ちです。南都や近畿地方がすきです。
ビブラム信者です。近畿地方を中心に大会参加も。
(タイトル画像は「みんなのフォトギャラリー」より写真を使わせていただきました。美しい作品をありがとうございます) 古人無復洛城東 今人還對落花風 年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 こじんまたなく らくじょうのひがし こんじんまたたいす らっかのかぜ ねんねんさいさい はなあいにたり さいさいねんねん ひとおなじからず 中国語読みしても日本語読みしても、ものすごく美しい劉希夷の名作です。日本人は梅とか桜とかの季節が花の季節と言いがちですが、花は春に限らない。 そして私は
実は泊りで熊野に行こうと計画したけれど、日曜日の熊野地方の天気が悪そうなので、日帰りで室生寺行に変更した土曜日です。 奈良県宇陀市 室生口大野駅。 山を歩いて登ろうとしたのですが、駅前の案内さん曰く県道が土砂崩れで通行止め、バスも迂回するようです。 以前もこちらに伺ったことはあるのですが、晩夏とか秋とかで、この季節ではありませんでした。いや~いい季節に来れました🦌 入山+金堂拝観をすることにします。 金堂の中は、スマホでは撮影OKらしいです。 大日如来さまたちがわざ
奈良しかトレインに乗れると嬉しいです。 とても。
奈良国立博物館、通称「ならはく」。 仏像館は、赤坂迎賓館を設計した宮廷建築家・片山東熊(かたやまとうくま)設計の素敵な建物です。 東新館、西新館は特別展や名品展を開催していますが、仏像館は国宝、重文級の仏像が常時100体ほど展示されています。すさまじい博物館ですね。写真撮影可と不可の仏像が混在しています。 写真可不可の基準は、ならはくの所蔵か否かのようです。 ただ、金峯山寺の金剛力士像は例外。 「寺にいはるときから、もうずっと撮影されてきたからええんやって」 だそうです
桜の咲く季節の前に、所用で八木駅に行った時のことです。 どうしてもここで行くべきは、入鹿神社。 奈良県橿原市小綱町にある入鹿神社は、八木駅から徒歩10分程度です。 橿原飛鳥地域は入鹿公と、尊称で呼ばれることが多いです。 蘇我逆賊説が通説となっているので、神社名を「小綱神社」に改めるように政府から圧力がかかるも、誇りで跳ね返した地元住民。 入鹿神社、面積は広くありませんが、地元で大切に守られていることが伝わる場所です。 入鹿が頭脳明晰だから学業成就の神様、というのはわか
本を読む速度は、遅くもないけど速くもありません。 所謂速読とかは全然できないです。 気に入った本は赤鉛筆とかマーカーでいろいろしてしまうので、人に貸せない感じです。そして定期的に読み直します。 「ファスト&スロー」ダニエル・カーネマン。 この本は自分の思考の基礎工程、基幹部分です。そろそろ再読するかなーと思ってたら、カーネマンが3月末にお亡くなりになってしまったではないですか!! 心理学者をあまりよく言わない人たち(たとえば私の考え方の原理原則になっているナシーム・ニコラ
渋谷から03系統のバスに乗り、「東三丁目」で降りると、雑多でちかちかした渋谷と打って変わって落ち着いた広尾の住宅街。 國學院大學と日赤病院の間にある,日本画専門の山種美術館。受付横には「名樹散椿」のレプリカ。 山種美術館で多くの所蔵作品のある画家のひとりが、この速水御舟(はやみ ぎょしゅう)です。 今回の展示会は「花flower華」 四季にコーナーが分かれています。 「春爛漫」 まずは奥村土牛(おくむら とぎゅう)「木蓮」。赤系統の色が映える作品に心惹かれます。 そし
私、不思議だったんです。 世田谷区太子堂 という地名。 世田谷区太子堂の最寄りの駅は三軒茶屋駅。渋谷から二駅のところです。仕事でこのあたりに縁があるのですが、堂々と とあるから、あの太子で間違いないですよね? しかしこの界隈育ちの同世代友人、どうも歴史への興味が皆無で、「聖徳太子が来たことあるんやろ」くらいな感じなのですね。でもね、それは、ないと思うわ。 仕方がないから世田谷区HPなどでみてみると、南北朝時代に大和久米寺の賢恵(けんけい)さんという僧が聖徳太子像を
けっこうバイアスのかかった表現もありますので、どうぞご注意ください。鹿は本文と全く関係ありません🦌 Financial Independence Retire Early =FIREとは、経済的にさっさと自立してしまってさっさと引退したるということ。一時期、億り人(おくりびと。いわゆる一億円の資産形成を達成した人)がFIREの条件みたいに言われてました。年収1,000万資産1億ってキリいいからか、一応そのくらいあればお金持ちの仲間入りみたいな共通感覚がある気がします。 実
黄河遠上白雲間 一片孤城萬仭山 羌笛何須怨楊柳 春風不度玉門關 こうがとおくのぼる はくうんのかん いっぺんのこじよう ばんじんのやま きょうてきいずくんぞ ようりゅうをうらむをもちいん しゅんぷうわたらず ぎよくもんかん 黄河を遠く離れた西域の荒涼たる土地で 遠く聞こえる楊柳を恨む笛の音 を聞きながら、玉門関を守る兵。 王之渙の涼州詞です。 結句は 「春光不過」「しゅんこうすぎず」 としていることもありますが、私としては、やはり春は強い風。 「はるかぜわたらず」 とも
近鉄吉野線壺阪山駅から壷阪寺までバスで行きました。 この日は飛鳥ハーフマラソン後だったので、私の首に青龍ちゃんがついています。つけたままで壷阪寺へ。 壷阪寺の強い印象は、ハンセン病救済事業との関係性の深さ。 これで想起するのは古代における他の「社会福祉施設」。 四天王寺 四箇院(しかいん)(聖徳太子) 悲田院 施薬院(光明皇后。45代聖武天皇の皇后) 北山十八間戸(忍性にんしょう。西大寺の僧。西大寺は46代孝謙48代称徳女帝の寺) 共通するのは蘇我派天武系。 ※天武系
3月10日は飛鳥ハーフマラソンでした。 マイカップマイボトル持参、セルフ給水、 「激坂」、そして坂につぐ坂。 もはやこれはヒルクライム。 「記録より記憶に残る大会」が合言葉。 参加者定員3,000人 男女比3:1 ブロック分けは いろは の3つ。 この日の朝は阿部野橋駅と橿原神宮駅から、近鉄が吉野行を増便してくれています。 飛鳥駅からスタート・ゴール会場のキトラ古墳までの1.5KM 徒歩20分を歩きます。 私は橿原神宮駅あたりから、青龍ちゃん🐉を首にまいていました。
週ニ会(お水取り)という行事が東大寺二月堂で行われています。本尊の十一面観音への悔過(けか)法要です。いくつかの行(ぎょう)があり、複雑で謎も多いのですが、とりあえずみんなが観たいのは「おたいまつ」です。 けっこうな大きさの松明を持って登廊駆け上がって欄干に松明擦り付けて走って屋根に掲げるのです。もちろん松明には火がついています。 私、奈良市出身ではないのでこれを直接見たことないです。そもそも超朝型なので暗くなってから出かけるの嫌なんです。 しかし、奈良界隈がそわそわす
先月、橿原神宮行って畝傍山登りました。 大和三山のひとつ、畝傍山は近鉄沿線ハイカーさんにはお決まりというかお馴染みというか、大切にされているお山です。奈良県橿原市です。 杜牧の「江南春」という詩があります。 千里鶯啼緑映紅 水村山郭酒旗風 南朝四百八十寺 多少楼台煙雨中 せんりうぐいすないて みどりくれないにえいず すいそんさんかく しゅきのかぜ なんちょう しひゃくはちじゅうじ たしょうのろうたい えんうのなか 春の、ちょっと曇った天気または小雨のときに遠景を臨む
川端龍子の「華曲」一点鑑賞の気分で夕方に山種へ。雨の夕方ということもあって、すいてます。 第二展示室「華曲」直行。しばらくゆっくり見てから第一展示室へ。 今回の第一展示室は写真撮影可能。公募展「Seed 山種美術館 日本画アワード2024」ということで、若手画家の発掘、入賞作品が展示されています、 自分が心惹かれるのはこれ こういう、紅とか朱色とか、そういうものに強く惹きつけられます。タイトルもセンスありますね。 こちらもいいですね。 第一展示室見終わってまた第二
とぶとりの飛鳥を歩いています。 天気の荒れとか体調不良とかそういうのがなければ、来月は飛鳥ハーフマラソンもあります。 江戸には石舞台を古墳ではなくて本当に野外劇場だと思っている人が少なからずいて、返しに困ります。 ここから北へ、飛鳥宮跡を通って飛鳥寺へ。 このあたりで、iPhoneの電源が落ちました。 充電できそうな場所もなし、iPhoneごしでない景色を楽しむことにします。 飛鳥寺方面にてくてく行くと、管理人さんのいる立派な無料休憩所がありました。マップとかフラ