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11月8日、誕生花は柊【#誕生花短歌】


詠みます。

降り始め
不安色した西の空
差し出したる折りたたみ傘

解説。

 11月8日の誕生花のひとつ、ヒイラギ
 モクセイ科モクセイ属に分類される常緑小高木です。

 漢字で書けば「柊」とするのが一般的かもしれませんが、他にも「疼木」あるいは「柊木」とする表記方法もあります。
 この「ヒイラギ」という和名ですが、葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから、「ヒリヒリと痛む」意味の日本語の古語動詞である「疼《ひひらく》く」「疼《ひいら》ぐ」の連用形である「疼き・疼ぎ」が由来です。
 なので、疼痛《とうつう》の「疼」を使う表記があるというわけなんですね。

 ちなみに、魚のヒイラギにはさかな偏に冬と書く「鮗」の表記があります。

 古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、庭木に使われてきたことがいちばん有名ですかね。
 家の庭には表鬼門(北東)にヒイラギ、裏鬼門(南西)にナンテンの木を植えると良いとされていたり、節分の夜にはヒイラギの枝と大豆の枝に鰯の頭を門戸に飾ると悪鬼を払うとも言われますね。

 ヒイラギの花言葉は「用心深さ」「先見の明」「保護」
 ヒイラギの花は、同じモクセイ属のキンモクセイに似た甘い香りを放ちますが、ヒイラギの葉にはトゲがあり、むやみに近づいたり触ることができないことから「用心深さ」という花言葉がつきました。
 また「保護」の花言葉は、トゲのあるヒイラギが魔除けになるといわれていることに由来します。


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