霞山と呼ばれた六本木ヒルズ
六本木ヒルズの近くでの用事が済んで
ぽかーんとしています。
空はすっかり霞んでて、
まだ店も開いてなくて、
出勤らしき人たちが
冬に比べるとゆっくり
歩いて通り過ぎます。
こんな陽気だと
もうすっかり春になったような気がして
日焼けも気になり出します。
桜の蕾はまだじっとしているけど
咲く準備は着々と進行中。
そういえば
ハイアットの向かいに櫻田神社という
神社があって、
こじんまりとした境内には
大きな鋳型の水瓶があって
水の中で枯葉が永遠に動かなく見えた。
ああ、ここは六本木の山の
西の突端だったと
思い出したり。
瓶のまわりには
文政九年と鋳出されていて
奉納した人たちの名と一緒に
「霞山」という字。
六本木の山には
本当に桜が広がっていて
霞山だったんだ。
そして麓の広尾には田んぼが広がって。
だから櫻田。
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