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甲斐国と信濃国の境に

諏訪に行って来ました。

昨日の雪から今日は晴天。

JR中央本線
上諏訪駅
2024.1.13 14:29


下諏訪からの帰途、
富士見から甲府に向かう「特急あずさ」の車窓からは、
この「信州諏訪湖水氷渡 葛飾北斎筆」の絵のように
ずっと富士山が見えていました。

信州諏訪湖水氷渡 葛飾北斎筆
江戸時代 19世紀
東京国立博物館蔵
中央本線上り、甲府駅手前
2024.1.14 14:10


諏訪へは幾度か行っていますが、
下諏訪の宿の人が「上諏訪は諏訪湖を埋め立ててるので」
と、ふと話していたので、
この北斎の絵の通りだったのかと、
JRで下諏訪から上諏訪、茅野に向かいながら
想像していました。
今の中央本線は、北斎の絵の左側を通っています。
(城は、上諏訪駅の西にある高島城)

そして、諏訪から、さらに茅野からは、
どこからも八ヶ岳が見えます。

北斎の絵の富士山の手前は八ヶ岳。

なんどか鉄路を行くうちに、
甲斐国と信濃国の境に八ヶ岳があることが
なんとなく身体に入って来たような気がします。

そして、
この峰々が特別な存在であるのも、
その北麓に広がる茅野市に縄文のビーナスがいたことも。

そして、
諏訪大社下社の拝殿の右ある「白い松」の幹が白い様子が
高原の白樺を思い出させて、とてもぴったりしていることも。

諏訪大社下社秋宮
拝殿右の「白松」


だんだんと点が線になっていくようで
なんだか沁み入る旅となりました。


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