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そうだ、思い付くままに書こう


時折、ただ文字を入力したいだけの波が来る。
もといキーボードを打ちたいだけの波が。

私にとっては最高の打ち心地である緑軸の
ゲーミングキーボードを持っているにも関わらず
基本的にどのゲームもパッド勢の私は、
どうしても打ちたくなったら文章を書くしかない。

はてさて、何を書こうか。

今までの記事では偉そうにも配信について語ったり、
私自身である「るめ」について掘り下げたりしていたが、
noteは何を書くと決めて始めたものではないので
好き勝手にブログ感覚で書いても良いかと考えを改めた。

配信ではなかなか話さないゲーム以外の趣味についてや、
話すまでもなかったような日常の小噺等
私の人生の備忘録としてたまに書いていければと思う。



私は映画が好きだ。

とはいえ好きなだけで全く詳しくはないし、
映画館に足繫く通うような程でもない。
話題になっている映画を一通り見ている訳でもなければ、
監督や脚本に拘っている訳でもない。

なので普段は語らない。

寧ろ映画館は苦手でほとんど行かない。
しかし、映画を見るのは好きなのだ。

そんな私が直近で見た映画。
ここでは敢えてタイトルを述べないが、
数年前の公開時には少しばかり話題になり、
YouTubeでは解説動画もちらほらあるような映画。

かく言う私も公開前から興味を持っていて、
みんな大好きFilmarksでは4.1という高評価。
話題のセンシティブな題材を取り扱っていて、
ハッピーエンドではないが映像美も相まって泣けると話題だった。

週末の夜も更けきった頃、
お酒も用意して最高のコンディションのなかNetflixで鑑賞。

半分まで見た辺りは完全に引き込まれていた。

が、一つ引っかかる場面があった。
そしてまた一つ。
それからまた一つ。
あぁ、観客を泣かせるために辻褄を放り投げたぞ。
シーンの繋がりがおかしくないか。
あの人物がその選択を取るのはおかしいだろう。
現代の日本でそんなことになるのか。

そこからエンドロールが流れるまで、内心で頭を抱えながら鑑賞していた。


さて、ここまで読んでくださっている好事家の皆さんに意見を求めたい。

このような不完全燃焼の気持ちはどうやって解消すればいいのだろうか。

勿論先述した映画が悪かったのではない。
泣けると話題の作品は軒並み泣けないことが多い私が悪い。
底意地が悪い。
口も悪いし態度も悪い。
もはや世界平和のために処罰対象になった方が良い。……

突然の自己肯定感の低さを露呈したところで不完全燃焼は不完全燃焼だ。
完全に泣くつもりでいた私は無理矢理にでも泣こうとした。
通常営業を続けていたのにいきなりすすられた鼻もさぞ驚いたことだろう。
これはやはり別の泣けると話題の映画を見てみるしかないのだろうか。
その作品もまた……その時は何もなくても目頭でも押さえてみるか。
一度ティッシュを一枚取ってみるか。
切ない顔で天井でも見上げてみるか。
グラスに入った氷でカランと音を立ててみるか。

たった独りで試行錯誤している自分に一番泣けるのかも知れない。



泣けると話題のゲームも泣かずに終わった女


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