見出し画像

卒乳後日談、そして卒ミ|1y0m20d

11ヶ月になるちょっと前、夜間授乳の卒業と共にアッサリ卒乳した我が子。あまりのアッサリ具合に私は感傷に浸る間もなく、卒乳をポジティブな成長のひとつとして受け入れていたつもりだった。

(その時の記事はこちら↓)

実際に卒乳によるメリットを感じる場面もあった。インフルエンザを発症した子と寝室を分けることも躊躇なくできたし、人と会う機会の多い年末年始を、アルコールが飲める状態で過ごせたのも嬉しかった。

が、それと同時に、いよいよ子と私が完全に切り離された存在になったのだ、という実感が後からじわじわとやってきた。

出産時、助産師さんが「へその緒、切るよーー!離れるよーー!」と大きな声で教えてくれたことを思い出す。私としては無事に産めたことが全てであり、へその緒を切る瞬間には正直あまり関心がなかったのだが、その言いぶりに、そうか、へその緒を切って離れるというのは特別なことなのか、と、もうろうとしながら思ったのだった。

へその緒を切る瞬間にも何も感じず、母乳にもミルクにもそれほど強いこだわりなく過ごしてきたつもりの私でも、授乳を通して子とのつながりを感じていたらしい。

授乳をしていた頃は、私が食べたものが母乳となって子の体に取り込まれるのだ、という意識が少なからずあった。そしてどうしても、物理的に子と離れていられる時間には限度があった。

常に頭の片隅にあったそんな意識も、今はもう必要なくなったということ。今は私がどこに行こうと、何を口にしようと、それとは関係なく子は生きるのだ。

そう気づいたとき、ああ、一区切りだな、と思った。子を産む前、妊娠する前、もっと言えば妊活を始める前に戻ったような、私だけの体を久しぶりに取り戻したような、軽やかな気分だった。


そんな卒乳から早2ヶ月弱。粉ミルクのストックが切れたのをきっかけに、先日ついに卒ミにトライした。

おやつと寝る前の1日2回だったミルクも、1歳を過ぎた頃には寝る前のみになっていた。お風呂からあがったら寝室に移動して、部屋を暗くしたままミルク、飲み終わったら添い寝トントンで寝かしつけ(たまに飲みながら寝落ち)、というのが夜のルーティン。

卒ミの日は、寝る前のミルクをすっ飛ばしてそのまま寝かしつけモードに。子は最初こそ「え?ミルクはないんですか?」とちょっと戸惑っている様子だったけど、寝る雰囲気を察したのか、いつものようにゴロゴロ、もぞもぞ、ダウンドッグポーズ…を繰り返しながら眠りについた。

夜中に起きるかな…?と構えたものの、朝までぐっすり。何事もなかったかのようにいつも通りだった。その後も寝る前にグズることはあるが、どうにかミルクなしで過ごせている。

子は離乳食もモリモリ食べるし、あんまりミルクに執着なさそうだし、卒ミもアッサリかな〜と予想していたが、おおむね予想どおりの展開だった。ミルク卒業おめでとう。

でもやっぱり、真顔で一生懸命に哺乳瓶に吸い付くあの姿がもう見れないのかと思うと、ちょっと寂しいなあ。

ピジョンの哺乳瓶、お世話になりました。

最近の走りがき。

・1歳になったタイミングで「ぴよログ」を卒業した。3回食になって夜間授乳がなくなってからは、記録する内容もだいぶ規則的になっていたし、記録を振り返る必要もなくなってきたな、と感じていたので。食事、睡眠、排泄、そのログを取り続けることが、データとして役に立ったことはもちろん、それ以上に、切れ目のない日々の中で「これだけ頑張った」と達成感を得られるツールとして、1年間私を支えてくれました。ありがとう、ぴよログ。

・ごはん、離乳後期食〜完了食という感じ。相変わらずよく食べてくれる。食べる順番にはこだわりがあるようで、基本的には好きなものから完食するタイプ。気に食わないと、「ん」と食べたいおかずを指差したり、「アアアアア!」といって皿をひっくり返そうとする。

・ミルク卒業したし、水分補給を意識せねばと思う今日このごろ。ストローもコップも、むせたりこぼしたりしつつも一応ゴクゴク飲めるようになってきた。水、麦茶、牛乳も最近マスター。お出かけ中にぐずりそうな時や体調不良の時は、パックのジュースもあげている。パルシステムの「キャロっとさん」100mlを一気に飲む。

・たっち数秒キープ。なにもないところから立ち上がることもできるようになってきた。おもちゃなどを手に握っていたほうがたっちの体勢をキープしやすい様子。気持ちの問題なのか…?あんよはまだ、1〜2歩なだれ込むように歩いたか…?という程度。

・1周回って(?)最近天井が気になるらしい。家の天井、スーパーの天井などを、まじまじと見つめている。

・絵本を読んで!とアピールしてくるようになった。ついに。前々から絵本の読み聞かせはしていたものの、いまいち分かっているのかいないのか…ページをめくる動作そのものを面白がってページを握りつぶしたり、1冊読み終わる前にプイッと飽きてしまったり、という感じで手応えがあまりなかった我が子。最近は、絵本を持ち上げて「オイッ」と私を呼んだり、「おしまい」の直後にもう一度読んで、とまた絵本を私に渡そうとしてきたりする。意思表示してくるやんけ〜と感動する。

・あ!保育園決まりました!詳しくはまた後日改めて…。いよいよ仕事復帰にむけたカウントダウン開始。


この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?