希少価値のジュピター

札幌市内に6店舗が集中している北海道で9店というのは多いのかどうか分からないが、仙台市内3店を含む東北地方で12店、人口が多い関東地方で23店、中部地方で10店、西日本全体で37店あるという、ジュピターの総店舗数は91店である。

ジュピターよりカルディのほうを知っている人は、多いだろう。

カルディコーヒーファームは、キャメル珈琲が運営する小売店舗であるが、全国で500店舗近くある。

ただ、ジュピターは、店舗数が少ないからこそ、その希少価値に惹かれて、店を訪れる人もいるだろう。私もその一人である。

実際に、東北地方では秋田県と岩手県には1店舗しかなく、東北地方では一番のにぎわいが見られる宮城県ですら、仙台市に3店舗があるのみである。

カルディは、宮城県内に仙台市以外にもいくつかある。

東北地方に限らず、長野県・福井県・富山県も1店舗だけである。

悲しいことに、石川県や岐阜県にはない。三重県や和歌山県、高知県や宮崎県、沖縄県もない。

関東地方でも、山梨県・栃木県・群馬県にはない。

かつて、鳥取県の知事が「スタバはないがスナバ(砂丘)はある」と自虐ネタで笑わせていたが、その鳥取県にも今やスタバはある。ジュピターも2店舗ある。

ということは、ジュピターを知らないでいるのはもったいないし、知っていても1県に1店舗しかないところは、その近くに住んでいないと買いに行く機会も少ないし、買いに行くにも交通費がよけいにかかる。

たまたま、仕事の関係で長野県松本市に寄ったが、JR松本駅に隣接しているMIDORIにジュピターがあった。

長野県は、そこしかジュピターがないので、珍しいなあと思いながら立ち寄った。

ホームページを見れば分かると思うが、ジュピターはコーヒー豆以外にも輸入食品もいろいろと扱っている。

台湾のお酒とか菓子類も売ってあったので、コンビニで代わり映えしない商品を買うことに飽きてきたなら、ジュピターのようなお店でいつもと違う気分を味わってみるのも良いだろう。

ゴールデンウィークにお出かけしている人も、そうではなく地元で過ごしている人も、今自分がいる場所の近くにジュピターがあるなら訪れてみてはいかがだろうか。

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