身につけたい清掃習慣(1)

持ち家あるいは賃貸住宅(アパート・マンション)に住んでいる人なら、毎日生活する中で、定期的な清掃の必要性は感じているはずである。

ところが、性格上その習慣が身につかない人、分かっていても忙しい中でなかなか清掃の時間をとれないという人は多いだろう。

自分が面倒くさいと言うなら同居人任せ、家族全員が面倒くさいと言うなら家政婦任せ。

自分が住んでいる家くらい、自分の手できれいにしようと、なかなかそう決断できない人も少なくないだろう。

たまに来客があると、都合の悪いところ(つまり、相手に見られると恥ずかしい部屋など)は戸を閉めて、その中に散らかっていたものをまとめて放り込む。

客が帰ったら、それをもとに戻して、なぜかいつもの光景に安心してしまう。部屋が散らかっていようが、それが自分の日常だからだ。

しかし、私たちは、家から一歩出たら、清潔感のある空間を求め、日々汚いものに閉口したり、何かにつけてクレームをつけたりする。

その清潔感のある空間を維持するために、低賃金で雇われている人が日々汗を流していることに、感謝の気持ちを持つ余裕もない。

さて、このシリーズでは、家の玄関から内部の隅々まで清潔感を維持するために、どんなことを日々心がければ良いかを考えることにしたい。

土日限定のシリーズであるが、クリスマスまでの10週間にわたって、全20回とする。

今年の大晦日は、土曜日である。

このシリーズが終わる頃には、年末大掃除の負担が例年より少なくなっていることに期待したい。


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