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中東料理が食べたくて

漫画『ベルリンうわの空』を読んで、中東料理が食べたくなった。

ベルリンには、移民の影響から中東料理店がたくさんあり、ファーストフード感覚で、中東料理が気軽に食べられる。私も旅行で滞在していた時、Maroushというお店に何度も足を運び、スパイスの効いた独特の風味にどハマり。私にとってはベルリンの想い出の味なのです。

あれを何とか自宅で作れないかしら。
Google Mapでお店を検索、写真を見て記憶の糸を手繰りよせます。

このお店は行ったことはないけれど、おいしそう!店の雰囲気も良い!


しかし私はいま、小麦粉、砂糖、乳製品、揚げ物抜き生活をしている。大好きなパンも一年間食べていません。
そこで、作ってみたのがこのプレート。

1日目

<プレートメニュー>
・平焼きパン
・ムタッバル(なすのペースト)
・パセリと豆苗サラダ
・にんじん塩漬け
・じゃがいもと南瓜はグリル焼き
・鶏団子は和風味
 +
・ひよこ豆スープ(フムスを作ろうとした)
・にんじんセロリのジュース
・柿

味の決めては、豆乳マヨネーズ!
そこは、白崎裕子さんのレシピで乗り切る。
シャバシャバになるくらい、いつもの豆乳マヨネーズにさらに豆乳を投入。

オーブンがないので、パンはフライパンで焼きます。
これも白崎裕子さんのレシピ頼りです。
先に書いた豆乳マヨネーズも、フライパンで作るパンもこちらの本『白崎裕子の料理とおやつ』に載っています。

ただ、このレシピ本では、平焼きパン6枚分が出来上がるのですが、ひとり暮らしでたま〜にちょっと食べたいだけの私は「4つでいいんだよな……」と、分量計算。

<平焼きパン 4枚分>
地粉 (国産の中力粉) … 164g
インスタントドライイースト・・・小さじ1/4 (1g)
ぬるま湯・・・ 90ml
海塩・・・小さじ1/3
オリーブオイル・・・適量

パンに漬けるペーストは、
なすをグリルで焼いてミキサーにかけて、オリーブオイル、練りごま、レモン、クミンとにんにくと塩を加えます。

私は揚げ物を控えているため、ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)は、鶏肉と豆腐の肉団子に。これだけ、醤油味になっちゃった。

プレート料理って、色んな味が混ざって最後の方、味がカオスになっていくのがたのしい。お腹もじゅうぶんいっぱいになります。

2日目

こちらのレバノン風サラダ(タブレ)も美味しそう。
パセリはイオンで少量しか手に入らなかったけど、レタスと豆苗とセロリのサラダに、キヌアとカルダモンを混ぜる。豆苗はもっと細かく切ったほうがよかった。一口サイズで食べるおいしさってものがある。

ひよこ豆のペースト(フムス)にも再度挑戦。
ひよこ豆を40分茹でて、ミキサーにかけて、焼きなすペーストと同じように、オリーブオイル、練りごまとクミンとにんにくと塩で味付ける。

3日目

<プレートメニュー>
・平焼きパン
・フムス(ひよこ豆のペースト)
・ムタッバル(なすのペースト)
・セロリ豆苗サラダ
・レンコンと玉ねぎの酢漬け
 +
・かぼちゃポタージュ
・キャベツリンゴのジュース
・左上の小皿はあずきペースト

そういうわけで、この日のおやつは、
あずきパンとなりました。

平焼きパンにあずきペーストを伸ばしただけ

日本の味、あんぱん。
こちらもひさしぶりに食べました。
あんこは砂糖なし、あずきとレーズンを潰してつくる。バターをのせたら、もっとおいしいでしょうな。。
レバノンはひよこ豆を潰して、日本は小豆を潰して、考えてみれば、どの国も同じようなことをしているんだな。

ところで、ネットでレバノン料理を探っている時、ある映画の予告編に行き着いた。『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』(映画は配信未公開)。
その中で、あるワインメーカーの方の
「戦時中も前向きに生きるべきだと思う。その考え方はレバノンの文化に色濃く染み付いている。毎日を限りなくいい日にする」という言葉に触れた。

ほんと、そうしたいものだ。毎日を限りなくいい日にするには、自分の挙動でいい一日にしていく他ない。私はいま自炊によって、それを実現しようとしている(て、ちょっと大袈裟)。

砂糖小麦粉はとらないとか、食品添加物はとらないとか、自分に課した食事制限は色々あれど、栄養を取りながら工夫は無限にできる。減塩したって、スパイスでいくらでも味はたのしめる。思えば今回、必須で使ったスパイスもクミンだけだ。

そういうわけで、レバノン風料理、思った以上に無理なく作れることが判明。また気軽に作ってみたいと思います。

◎レバノン風料理を作るさい、準備しておくといい食材
クミン
練りごま
豆乳
梅酢
オリーブオイル
レモン

中東、イスラエルが、パレスチナが、平和になることを祈るばかり。
人々が同等に、ご飯を作って食べる、ふつうのあたりまえの生活ができますように。

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