ふと我に返った時に
今の状況が全部アホらしくなってきた
周りはどういう輩か理解できないくらい
好きな事を言い出す
背中合わせでヘッドホンをつけて
会話が弾んでいる
会話のキャッチボールは
ストレートでストライクを望み
ボール玉はつまらなさそうに
空振りして
バッターは試合放棄する
毎日の会話は必要以上に
避けないと色んな所に守備配置される球団に
何故か入ったようだ
ピッチャーが多すぎて
外野が少ない
内野は外野へ行きたい気持ちもあるけど
ピッチャーが好みを内野へと連れ込む
監督は独り言が多く落ち着かない
妙にまじめで
やはりホルモンは異性にやさしい
ふと今座っている空間が気持ちの悪い空間へと
変わって行くのが分かる
まず野球に例えてしまったが
野球の事はでは無い
なぜこんな気持ちになったのか
いつもはどうでもいいこの球団で
ボールもバットもグローブも持たない
選手のようなお客のような
審判に化けてるような感じを務める
そうする事で
球団からお金が貰える
アホらしい気持ちを消して
こんなアホな事をして
これぐらいお金が球団から貰えるなら
おいしいと思って過ごして来たが
今日は、昨日から急に
こんな球団でお金を貰って生きて行くのが
とてもアホらしく
球団員全員がアホに見えてきた
だけどこんな球団で
試合に参加しなくてもいい
野球チームは最高じゃないかと
自分に説明して
難を乗り切った