見出し画像

【140字小説】人付き合い

細めの木々。
冷たそうな岩肌。

そんな山の上に建つ、
幾つかの塔が印象的な白い城。

顔を黒く塗った小人たちが
火炎瓶やサバイバルナイフをもって
うんしょと崖をのぼり木をつたい
次々となだれこんでいく。

やがて城からは火の手があがり
死体の焼ける匂いがあたりを覆った。

/ルリニコクみみみ



▲ルリニコクHPへはこちら▲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?