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和服イラスト資料本レビュー⑦『明治・大正時代の洋装・和装の描き方』

和服のイラストばかり描いている私の、勝手な『和服イラスト資料本レビュー』です。
「和服・着物イラストの資料本を買いたいけれど、どれを買ったらいいか迷う…」という方の参考になれば幸いです。
画像内の書影は「版元ドットコム」様より引用しております。


『明治・大正時代の洋装・和装の描き方』
著者:ジェネット
発行:マイナビ出版
2020年発売

勝手に判定:[中級者~上級者向け]


レトロ好きにはたまらない、明治・大正時代の知識が沢山入っている資料本です。

私の場合は、イラスト資料としてもですが、小説も書いているのでその資料としても活用したいと思い購入しました。

資料はイラストで描かれており、総勢14名の様々な絵柄のイラストレーターさんが参加されています。

以下、時代の知識の面ではなく、「和服の描き方本」としてのレビューになります。

男性・女性の基本的な和服についても、ページ数は少ないですが細かく分かりやすくまとめられています。
走ったり寝ころんだりした時のポーズも数点収録されています。
また、ページ数は多くありませんが、男性の刀剣アクションポーズ、花魁・女給・巫女のイラスト解説もあります。

ただ、テーマ的に時代や洋装など解説する内容が多い本のため、基本的な着物の解説はあまり多くはありません。

「そこまで詳しく和服の基本は解説されていなくてもいい」
「着物の描き方はある程度書いてあれば自分で応用できる」
という方でしたら十分ではないでしょうか。



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