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ダイエットは家計との闘い

ポケモンGOのおかげで会社帰りのウォーキングが捗っているにもかかわらず、本来控え目であるべき腹が最近出娑張ってきた。今朝久しぶりにタニタ君に載ってみたら彼が気を遣って主人を悦ばせるハズもなく事実を正しく伝えてくれた。

短絡的な自分は脊髄反射で予定を覆し、スポーツ用品店へ向かい十数年ぶりのランニングシューズとトビナワの購入へと至った。「石橋を叩くだけ叩いた挙げ句渡らない」ようなよく言えば慎重、悪く言えば肚を括れない性格の自分が、珍しく脳ミソで考える間もなく出した結論にしては理に叶っていた。

自分で引き金を引いたのだが、これから待ち受けているのは無論、ジョギングや縄跳びだ。こういう運動は一般的には「ストイック」や「己との闘い」というイメージを持たれているが、自分の場合は「家計との闘い」だ。

今回、ここで行動を起こさずにこの体重増加傾向を放置した場合、数ヶ月後に家計の危機を迎える事は必至だ。あらゆる服のボタンやファスナーが弾け跳び、袖を通せず、買い換えを余儀なくされるような惨事だ。

減価償却の済んでいない不稼働の服を箪笥の肥やしにしたり、着れないから除却するなんて認められない。それを回避すべく安物でも投資したからには明確な結果、すなわち所有する服に合った体型に戻し維持する必要がある。

実際公園に行って一周250メートル程の外周路を走ってみたが僅か3周で息が上がる。トビナワを手にするも30秒しか跳躍を続けられない。そんな状態だがそれぞれ2セット、8セットをこなす。日没後も二女と共に4キロの道のりを40分程かけて歩きを交えてジョギング。情けないが走り続けられるのは600メートル程だ。

ランニングを習慣にする人を心から尊敬する。日頃街で目の前の信号が点滅しだしたら走らずに止まるし、発車メロディがなっても駆け込み乗車などせず次の電車を待つようなマナー遵守の鑑ともいえる日々を過ごす自分には、こんな風に積極的に身体を動かす事は ここ数年縁のない事だ。

自らをわざわざ苦しい状況に追い込むなんて馬鹿げてるし、マゾか?と疑いたくなるような自分としては、今回の行動は今月下旬に控えている健康診断までを目処とし成果を残す事とする。人様にその目標値を晒すなんて羞恥プレイなどもっての他だ。

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