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普通の会社員が大学院に行ってドクターを取るのは大変だ

気づけば夏が終わりかけています。前の投稿までは季節が春だったので3ヶ月間以上投稿してなかったんだと思うと震えますね(((((;゚Д゚)))))))
ただし、ここ3ヶ月何もしていなかったわけではないので、本業、複業、研究の3つの領域での進展をまとめていこうと思います。

本業はコントロールが難しい。

さてあれこれやっている人にとって重要なことは「いかにコントローラを握るか」ということに尽きると思います。コントローラを握れていなければ予定を誰かに任せることになりますし、そうすると予定など決められたものではありません。事業企画の推進担当という立場で担務しているためクライアントワークに追われるということはないのですが、それでも内部の施策を進めることには一定の負担があります。

負担1:モチベーションの差がある役職者10人弱との共存

施策を進めることについて、モチベーションの差が大きいと施策自体の前進が阻害されるというのはとてもよくある話だと思います。私が加わっている施策は横断型のタスクフォースのような位置付けであることから意思決定者やレポートラインが存在しないことが特徴です。上位の職についておられることから定期的な会議への参加が難しかったり、予定調整の難易度が高いという問題もあります。4人以上で予定調整を行おうとすると3週間先になるということも常発生しますので、時間軸を悩むことは多々あります。
ベンチャーですとこういったところを前のめりに進めていくものですが、計画自体が数年単位と長いためどうしても目先の業務に意識が行きがちです。多くの企業で新しい事業を検討するにあたって兼任がうまくいかないという事象は生まれていることと思います。企業として本気で役務を担っていくのであれば引き継ぎ含めて適切な人数をアサインし、適切な成果を求めていくということが重要ですね。

負担2:成果が見えにくいことによる心身の不調

こういった状況下ですとどうしても進捗が見えませんし、モチベーションの差によってうまくいかないことが生まれます。現に7月には私自身疲弊してしまい、コミュニケーションが噛み合わないことについて自分自身の能力の低さを疑うようになってしまいました。心療内科で知能検査まで行ったのですが、得意なことと不得意なことがよくわかり反対に元気になりました笑 具体的には処理速度が異常に早く、言語処理が比較的苦手だということがわかり、自分の特性をしっかり活かしていこうという気持ちも芽生えているので、結果的には良かったと思います。

複業でのパフォーマンスアップ

さて、本業がうまくいかない時ほど複業ではきちんと成果をだしたいなと思うところです。複業では先端テクノロジーを活用したソリューション企画、サービス企画を行っていますが、非常に小さい自己資金のスタートアップでして、5名が兼任で担務しています。こういった働き方は本業でベンチャーにいたときはできなかったのでとても刺激がありますね。

成果1:対外的な企画

5月以降、内部の事業統括という立場もとっているのですが新しい施策を企画することができたのは大きな成果でした。明確な形で商材形成ができることはそれ自体に意味がありますし、私としてはそのナレッジを本業に持ち込めるためかなりエネルギーになりました。逆に言えば本業の方で得られたナレッジを活かせたからこそ企画を上手く進めることができたとも言えるので、どちらも自分にとって必要な経験であったんだろうなと思わされますね。

成果2:人材の獲得、リレーションの構築

さて複業では何役兼任しているんだろうというところなのですが、バックオフィス側でも努力が実ってきています。私の知人を紹介してスタートアップに招き入れることができましたし、新規事業を担当している知人への支援を行うための企業間リレーションを構築することもできました。こういったわかりやすい成果というか、成功体験があると実感として成長を感じます。

研究領域までの道のりが長い・・・

さて、本業と複業がそこそこ忙しかったのですが研究の方も活動は進めていました。本業が不調であった7月半ばごろまではあまり良いアクションができなかったのですが、8月あたりからは比較的に真剣に考えることができていると思います。

北陸先端科学技術大学院大学の説明会へ参加

さて私が1つの候補としてみているJAISTの説明会があったので参加してきました。20名ほどの方が現地で説明会を受けられていましたが、教授の方が非常に丁寧な説明をされていたことに加え、説明会後の質疑の時間もかなり潤沢にとってくださったことから、今後の方針がより理解できたと思っています。実際、JAISTのとある先生にむけて連絡中の状態です。(連絡がなかなか返ってこないと不安になりますね)

研究内容のブラッシュアップ

さて私はこれまで「研究」という活動をしてきていないので、これがどういうことを指すのかいまいち理解できていません。人類の知識を広げる仕事であるということはなんとなく理解していますが、お作法や業界の常識などもあまり知りませんので情報収集を続けながら研究計画を立てるのに必要な情報をまとめています。研究テーマのほうもあれこれ考えており、具体的には次のようなもので研究をしたいなと思っています。

  • 面談や面接を人間ではなくデジタルヒューマンが行った時の情報取得の差

  • ARデバイスを活用したリアルタイムなコミュニケーションの支援

私自身は人間後学、行動科学、行動経済学に興味がありますので、人間の行動をテクノロジーを活用して支援・デザインするようなことが研究できればいいのかなと思ってます。
私たちはとても複雑な処理をしてコミュニケーションをとっていますが、気づかないうちに問題が生まれており、それが社会のストレスにつながっています。人間同士や人とコンピュータのストレスを減らすことは、社会におけるストレスの総和を最適化することにつながるはずです。

テクノロジーは人間の生活を豊かにするべきものだと思いますので、事業、研究問わず、新しい使い方を社会実装する支援ができたらいいなと思っています。以上が近況報告でした。

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