見出し画像

PENTAX LX と PORTRA と その1

撮影テスト

 2018年6月、少し前より欲しかったカメラ、PENTAX LXを購入してもらった。1年ぐらい前から手に入れたかった。そうして試しに、こちらも前から使ってみたかったKodak PORTRA 400を入れてみた。(1本1200円!高い!)テストがてら使うものではないとは思いつつも36枚撮って、現像に出してみる。

画像1

 おまえただのゴミ袋にかぶせるネットだろ!とつっこみたくなるくらいいい写真になった。影のつながりがどこかの地形図のように見えるし、後ろの木の緑がとても洗練された色をしている。ブロック塀と白の塗装!普段気づきもせず、何気ないものが、こう、存在感のあるものになってしまうのが写真の魔法。

 ところで、オーバーホール済みと書かれていて安心して購入したのが、1週間ほどすると、油が切れていてなめらかに動くことは無くなってしまった。ミラーがゆっくりと上がっていくが、シャッターは素早く動いてくれた。(しかし、ただし幕速は正しくなかったみたい)でも、LXはスクリーンがとても大きく見えるので、光を浴びている感じがした。心動かされ、本当に体が熱くなった。カメラってこんなに深い深いものなのか…

画像2

 お恥ずかしい限り、凡庸な写真の連続。しかし、テーブルの上のホコリまで写してしまうなんて、デジタルと一体何が違うのという感じ。「色がエモい」だとかそれだけではフィルムの魅力は語り尽くせないんだなと悟った。本当に沼。

画像3

 6月の住宅街。空の青が「エモい」われぬ感じ。スキャニング時の画素数は630万のはずなのに、それ以上にも感じる雑草の描写の精緻さ。ここから緑が消え、新しい家が建つ前に撮影できてよかった。

現像先と今後の計画

 昨年(2018年)は夏までで、一旦Portraの使用をやめました。その後リバーサルフィルムでのテスト撮影を行ったので今後投稿できればいいなあと思います。現像についてですが、今回掲載した写真は、昨年(2018年)愛知県の写真店に現像をお願いしたものです。今年の初夏からまたPortraを使い始めたのですが、場所を変えて今年は個人の写真店に直接現像をお願いしました。現像代が二倍くらいかかりましたが、品質は良好とは言えませんでした。その話は、また今後行いたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?