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後悔することが一番のリスク

2015年の話になりますが、池上彰氏講演「アジアの未来のつくり方」というシンポジウムに行ったことがあります。
ASEANの経済統合を前に、日本が発展を支援をしてきたASEAN諸国がひとつの経済地域になることでどんな未来が生まれるのか?
というのがテーマでした。

言語も宗教も違うこれらの国が経済統合するのを前に日本のグローバル教育、グローバル経営とはどうあるべきなのか… …いや、グローバルという言葉自体、今となってはどうなのかと思います。

パネリストにはバングラディッシュ、ラオス、中国など
各国で活動をしている方々がいろいろな経験を語ってくれました。
日本では考えられないようなことが普通に起きる。
そんな中で、彼らから学ぶことも多い。
ないないづくしの国で、仕事の原点に気付くこともある。
変わらなきゃいけないところと、変わってはいけないところ、
それをどう伝えるのかが大事。

特に発展途上の国で仕事をすることは大変な苦労とリスクが伴います。
なのになぜ、安定した仕事を捨てて挑戦するのか、と池上氏が質問したとき、パネリストの1人、NPO法人クロスフィールズの代表理事 小沼大地氏が「後悔することが一番のリスク」だと答えました。

もうすぐ新しい年度を迎えます。新しいフィールドへ挑戦しようかと迷う人も多い時期かもしれません。そんな時に頭をよぎるのは「リスク」です。特にコンフォートゾーンにいるのなら、リスクを冒してまで挑戦をする必要があるのかと二の足を踏んでしまうもの。

しかし、リスクと同時に「やらなかった時の後悔」も頭をよぎるのなら一歩を踏み出す方がいいと私は思う。小沼氏の言葉を借りるなら、それこそが最大のリスクなのだから。

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