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雑誌の「保険ランキング」はあてになるのか?をはっきり言う件。

先週の週刊ダイヤモンド(4/27,5/4合併号)に「生命保険ランキング」が掲載されていた。

こういった「保険商品ランキング」は他の雑誌でも定期的に実施されている。では、このランキングは保険選びをするうえで、参考になるのかというと、結論から言えば参考になる。どれが1番で2番といった順位については何を優先順位として考えるかで変わる部分もあると思うが、おおよそそれぞれの商品(医療保険なら医療保険)の上位を選んでおけばハズレは無い。

この「保険ランキング」についていえば何年も前から色々な雑誌で実施されていたが、私個人的な意見としては、昔のものよりは、今の「ランキング」のほうのが正直になっていると思う。

今回のダイヤモンドは選定者29名の実名が記載されている。10年前とかは「独立系FP10人」(独立系と言っても生保会社と代理店契約を結んでいたりする)とか「覆面座談会方式」なんかで実施されていた気がする。まず単純に選定者の人数が増えているのだ。そして選定者の実名という部分で透明性も保たれている。実名なのでおかしなことを言っていればSNSですぐにつつかれるだろう。それに普段発信している自分の主張と異なることを言えば、炎上する可能性もある。今は主張に一貫性も求められる時代になっている。(前言を撤回する際にはその旨を発信してから意見を変える必要がある)

個人的にはこれらはすべてSNSの功績と言えると考えている。個人で発信をすることが容易になり、個人でも多くの人の目に触れるようになったため、おのずと透明性が高まったのだろう。

上記のような理由から、昔の金融商品ランキングより、今のほうのが実情を表していると私は考える。各項目上位の保険会社ならどこを選んでも失敗は無いだろう。

というわけで、保険選びに悩んでいる方は、そういったランキングを参考に選んでみても良いと思う。ただ、注意が必要な点として、変額保険や外貨建て保険は「そもそもおススメしていない」選定者も多いという事だ。

つまりはFPや金融スペシャリストの立場として「やらない方が良い」という商品もあるというわけだ。
なぜなら変額保険や外貨建て保険は「保険」ではなく「運用商品」としての側面が強いからである。「良い保険を選ぶ」より前の段階で「保険で運用するか、投資信託や株式(NISAも含む)で運用するか」の選択をする必要があるのだ。

世間では「保険なんて全く持ってNGで、運用はNISAに限る」なんて風潮が強いが、私は人によっては保険で運用する方が良いと考えている。どちらが良いのか自身で判断しかねる人は信用できるFPとかに聞いても良いだろう。

SNSは良くも悪くも「個人情報をガラス張り」した。その功罪は様々だが、こういった金融商品情報や投資環境の良化については功績の方が大きいのではないかと思っている。でも有名人を語った詐欺も横行しているからなんとも言えないか・・・。

今日はここまで。

引き続き、どうぞよろしく!


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