見出し画像

アメリカ人さん、それで本当にいいの?と思う件。

今週のスーパーチューズデーでトランプ氏が対立候補のヘイリー氏に大勝した。スーパーチューズデイとは、アメリカの大統領選挙の予備選挙・党員集会が集中する3月第2火曜日のことである。ここでは15州で共和党指名候補の選挙が行われ、14州でトランプ氏が勝った。これによって共和党の指名候補はトランプ氏になることが濃厚となった。

皆さんも周知のことだと思うが(前大統領だったからね)トランプ氏は「アメリカファースト」を掲げており、その政治方針は国外的な問題より自国の問題を優先して対応する姿勢を取っている。極端に表現すれば「ほかの国のことなど考えてられないけど、アメリカが良ければ他の国も良くなるでしょ」という感じなので、他国の政治家からしたら頭の痛い話ではある。

一方で対立する共和党では、現大統領であるバイデン氏の指名が濃厚である。前回大統領に当選したときも「年齢大丈夫?4年大丈夫?」との声が上がっていたのに、蓋を開けてみたら結局また4年延長する状況になっている。

というわけで、11月の米大統領対決はトランプ氏(77歳)とバイデン氏(81歳)の対決となりそうである。年長者を軽視しているわけではないが「え?本当に大丈夫なの?」と思ってしまう。そこには健康上の問題ももちろん含まれる。しかしながら政治というものは、現状の問題解決もさることながら「国の未来」を常に見据えていかなければいけないものだと思う。であれば、ある程度年齢が若い人がするべきだと、私個人的には思うからだ。

オバマ氏が大統領になった時「さすがアメリカだな~。若くて黒人で大統領になれる国、自由の国アメリカって気がするわ~」などと羨望のまなざしを送った気がするのだが、その後に続くのがこの二人なの?と疑問に思ってしまう。もっと若い人で優秀な政治家はいないの?そんなに人材不足なの?アメリカの政治界って?

私はアメリカの政治に詳しいわけではないので、ニュースや新聞で書かれていることくらいしかわからない。だからアメリカ政治の内情を知っているわけではないから、こんな表面的な意見しか言えないのだけれど、他にも同じように疑問に思う人も多いのではないかと思う。

ちなみに、日本でこの現象が起こったらどうかをイメージすると、すでに政治家は辞めているが、西川きよし師匠(1946年生まれ)と元首相の小泉純一郎氏(1942年生まれ)が総裁選で争っている感じである。トランプ氏は経営の傍らTVショウにも出演していた経験もあるし、西川氏はタレントであるので、より近い感じもあるのではないだろうか。一方で小泉純一郎氏は、元首相経験者ではあるが、現在は引退され息子である進次郎氏が政治家としてバリバリ活躍をされている。つまりは日本で言えば、とうの昔に政治家を引退されたご年齢の方が、国家のトップとして争っているという事なのである。

西川氏と小泉純一郎氏を悪く言っているわけではない。あくまで「例え」である。心境として「もう少し若い人の方が・・・」とはならないだろうか?

アメリカ人はこの状況に不安を感じないのだろうか?

若くて優秀なアメリカ人は、起業や経営、研究などの分野へみんな行ってしまうのだろうか?

昼間のニュースで「バイデン氏一般教書演説」って流れてきたけど、その演説が「バイデン氏の認知力と記憶力を確認する」場であるなど説明をしていた。

ちょっとまって。認知力も記憶力も優れているとすでに判断されているような人が国のトップになるのが普通じゃないの?などと思ってしまった。

まあ、これも「多様性」というならそうなのかもしれないけど…。

今日はここまで。

引き続き、どうぞよろしく!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?