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フォームがきれいな・山本昌

野球ファンの方は、きっとタイトルを見て『どこが綺麗なんだよ』と思ったに違いない。他ならぬ書いている私も同感である。

しかし、たった一人だけ山本昌氏のフォームを綺麗だと言った男がいるという。初動負荷トレーニングの開発者・小山裕史(やすし)さんである。

イチロー氏が行なっているトレーニングと言えばピンとくる方もいるかもしれない。負荷を大きくかける筋肉トレーニングではなく、負荷を小さくして動きの幅を広げる作用を促すトレーニングである。

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その初動負荷トレーニングの第一人者の小山さんが、”昌さんのフォーム綺麗ですね”と言ったという。なんとも不思議な話でないか。言葉を選ばずに申し上げると、グチャグチャなフォームに見えるからである。しかし、体の動きを見てみると、1つ1つの動きが次の動作に入りやすい動きになっているから、力を最大限に活かせるフォームになっているという。

山本昌氏(186cm)(大谷翔平192cm)は体が大きい投手でありながら、球速は140kmに満たないのである。なぜ打たれないかというと、球の回転数が1秒間に52回もあるという。平均は37回程であるから、キレが良いうというのは数字的に理解できるだろう。

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体が大きく、球の伸びがある上に、コントロールが抜群に良いのだから、打者を翻弄しても何ら不思議ではない。今後、ピッチングコーチや監督として球界で活躍する姿を見れる事を切に願いたい。

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