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旅をすることで成長してきた(南米うろうろ編②)

これまで旅をして得た経験について、子どもの頃のことや、海外に行くようになってからの経験などを記載してきました。前回は南米をなんちゃってバックパッカー旅行した時の経験を書いていました。今回はその続きです。

どちらも僕が言いたかったのは、ぜひ広い世界を見にいってほしいということ。
僕にとって、旅に出た経験が多くの学びに繋がり、すべてがソーシャルワーカーとしてのキャリア形成に良い影響を与えてくれていると思っているからです。

これまでの記事は以下


今日もつらつらと脈絡なく書くのですが。。。

アジア人同士の繋がり大切

南米を旅していて、日本人同士の繋がりとか助け合いとかも結構ありましたけど。僕が出会ってわりと交流していた人たちに韓国人の旅人がいました。
南米くらい遠くに行くと、同じアジア人というだけで親近感を感じるのです。なので同じ宿で会ったら自然と挨拶していましたし、なんだかんだ言って欧米系の人たちより身近な感じがしました。

あと、アジア人差別的な扱いを受けた経験もたびたびあって。まあこれは南米だけでないですけど、ときどき「チーノ」というアジア人をひとくくりにした蔑称で呼ばれることがありました。
いちいち不愉快に感じるほど相手とコミュニケーション取っていたわけではないですが、いい気分ではなかったですよね。

そういうときに、同じアジア人同士の連帯というか、共感というか。助け合いの意識みたいなのもありました。国籍は違っても広い意味で仲間という感じでした。

また食べ物でも、米食への願望みたいなのが自然と出てくるのですが。アルゼンチンとかだとホント牛肉ばっかり食べることになって。そういった時に中国人街の中華料理韓国人街の韓国料理にはすくわれる思いでした。
とあるゲストハウスでは韓国人の旅行者がしばらくそこでバイトの管理人をしていて、作った手料理を振舞ってもらったこともありました。これもとても美味しくてうれしかったです。



家族の助け合い大切

時々旅先で出会った日本人と行動を共にしたこともありましあが、基本ずっと一人で旅をしていました。
まだ子どもは生まれていませんでしたが、を日本に残してだったので、ときどきスカイプで話をしていました。

旅をしていると楽しさもたくさんあります。でも、自分で好きで旅に出ていて勝手な話ですが、孤独や寂しさを感じることも多々ありました。
あと考える時間がとてもたくさんあるのですね。この南米旅行はバスを使い陸路を移動していたので、余計かもしれませんが。
標高の高いリマやボリビアの自然も、パタゴニアの草原だって、感動している時間より同じ風景が淡々と続くわけで、すぐに飽きてしまうのです。

バスで点々と移動していても、そのターミナルのバス停で、また通り過ぎる車窓に広がる小さな街並みにも、家族で生活する人たちの姿が見えるわけです。
具体的にどのような生活をしているかまでは、ただの通りすがりの旅人には推測するしかないのですが、国や文化が違っても、家族がともに助けあって生きているのは見て取れたわけです。

そんな時に身近で人生を共に乗り越え歩んでくれている、妻(家族)への感謝の気持ちが強くなっていったのを覚えています。
一人旅好きですとか言ってますけど、しょせん人間は一人では生きられないのよねーという考えもより深くなりました。



地球の広さと自分の無力さを感じる機会

そしてそんな南米を、すでに書いたようにバスで移動していました。
ペルーのリマから、アルゼンチンの南の端、ウィシュアイアの街まで。
約10000キロのバスの旅。

夜行バスで、24時間以上同じバスの中で過ごすとかもありました。
荷物盗まれたり、言葉の壁で躓いたり。
旅行中はたびたびトラブルに見舞われましたし。
高山病で死ぬんじゃないかと思うくらい苦しんだ時もありました。

無駄に時間はあるので、考える時間だけは無限にあって。
自分自身の小ささや無力さをひしひしと感じました。

特定の宗教宗派があるわけではないのですが、信仰心は一定持っていて。
なので旅先で時々、その町の小さな教会を訪問して、心の中で小さくお祈りをすることもありました。

今日一日の旅の健康を感謝していました。




約1ヶ月の旅の経験は、ずいぶん考える時間を与えてくれて。
たくさんの影響を受けました。
自分自身の小ささや無力さを感じる時間が長く、南米の大自然を前にして謙虚さを意識する良い機会になったと思っています。

何年たってもいい思い出ですし、トラブルほど記憶にのこり、僕に教訓を与えてくれています。
全部ありがたい必要な出来事だったなと振り返っています。

また、子育てがひと段落したら、出かけていきたいなと強く思います。


今日はこれくらいで、ありがとうございます。




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