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国際学会の参加した経験について(③SWSD2016実際の様子編)

今回もこれまで続きで僕がソーシャルワーカーとして、福祉の業界で自分らしいキャリアを積み上げてきたプロセスにおいて重要な転換点になった、国際学会に参加した経験にまつわるお話です。
何か参考にしていただけることもあると嬉しいです。

ちなみに前回までの記事は以下に張り付けておきます。。。



前日の過ごし方

日本を出発する朝も自宅でプレゼンテーションの練習を何回かしてから出かけた記憶があります。

発表はソウルに到着した次の日、カンファレンス初日の、なんならオープニングよりも前だったので、出国前から緊張していました。でも発表さえ済んだら、あとは気楽に3日間過ごせるなと思っていました。

関空から、アシアナ航空移動して、ホテルにチェックインしたあと、会場の下見に出かけました。
カンファレンスの会場は江南のCOEXでした。とても本格的な広々とした国際会議場が会場で、緊張度が増していきました。前日は別のイベントが開催されていたので、外から見ているだけでしたが。

その後同僚と合流して、前日の通し練習をしたり、そんな感じで緊張感をもって過ごしました。


カンファレンスのチェックインと当日の発表

翌日はスーツ着て、まあ緊張していて食欲もなかったです(笑)

僕はわりと人前で話したりするのは得意な方ですし、国内の学会とかだと、それなりの人数の前でもそんなに緊張しなくなっていましたが、その時はさすがに強い緊張感を感じていて。やはり英語でのプレゼンというのと、質問があったらどうしようという恐れの気持ちが強かったのだと思います。

会場に着いたら、プレゼン資料を事前提出する必要があったので、事務局に行きUSBでデータを提出して動作確認もしました。ここらへんは日本の学会とあまり変わらなかったですね。


発表自体は、100名弱の会場で、雰囲気はとても緩やかな感じでした。

そもそも座長のような司会をする人が何かの手違いでいなくて、なので時間になったら順番にプレゼンターが自分で発表していきました。質問も自分で会場に問いかけて受けて、みたいな。ライトな雰囲気
おかげで僕も緊張感が高かったですが、問題なく済ませることができました。

会場とのディスカッションとか、そういう大げさなやりとりはなかったですが、純粋に英語でプレゼンテーションをしたという経験値に、大きな自信を与えてもらえましたし、自己肯定感が向上する成功体験にもなりました。


国内外のネットワークの広がり

思ったより日本人の参加者も多く、そこらへんはお隣の国韓国での開催だったからでしょうかね。おかげさまでたくさんの繋がりができました。

発表の前後でも日本人の人と親しくなり、発表も聞いてもらえ良いフィードバックももらえました。
その時の繋がりは帰国後も継続して、一緒に仕事をする関係になったり、自分の職場に転職してきてくれたりする人の繋がりもできました。

また海外からの参加者とも仲良くなった人が何人かいて、韓国人シンガポール人の友達もできました。帰国後もお互いFacebookとかで連絡をとりあい、お互いの国を訪問したり、よい繋がりが続いています。


やってよかったこと

国際学会に参加して良かったことをつらつら書きましょう。

①良いつながりが広がった

国内の学会でも素敵な人とたくさん出会うことができますが、僕らと一緒でわざわざ時間や経費をかけて参加している人ばかりなので、何らかの強い目的意識を持った方とたくさん出会うことができました。

また当たり前ですが国際学会なので海外のネットワークが広がりました。


②自信がついた

これもすでに書きましたが、英語でのプレゼンテーションもそうですけど、チャレンジした結果としての経験値で自信がより持てるようになりました。やったらなんとかなるとか、チャレンジしたら結果がついてくるとか、僕にとっての成功体験となりました。


③周りからの評価が上がった

この点は環境によって変わってくると思いますが、少なくとも僕は周りから単純に「すごいね」という評価をもらえたわけです。
勤めていた会社や普段いていた業界では、国際学会に参加することや、海外のネットワークを広げていくこと、英語でのプレゼンテーションをする機会など、少数派の経験となったので。
なのでそういった機会にチャレンジしたという点だけでも「すごいことだ」とという話になりました。


④広い世界の視点を感じることができた

海外の繋がりが広がったこともそうですが、普段自分がみている世界がいかに狭い範囲のことか、というのを実感しました。
世界80か国から参加者がいてて、それこそアフリカ諸国からもソーシャルワーカーが参加していました。
社会課題と一言でいっても、移民、戦乱、飢餓など、僕らが普段向き合っているのとまた違った角度での社会課題に向き合っている人たちの話を聞いて、とても勉強になりましたし、刺激を受けました。


そんなわけで、たくさん良い経験をさせてもらい、自分自身の成長にもつながりました。
次回は2020年、カナダのカルガリーで開催されます。
行けるかどうかはわかりませんが、一つのチャレンジとして、視野にいれておきたいと思っています。


今日はこれくらいで、ありがとうございます。

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