見出し画像

オムロン京都太陽株式会社訪問のお話

こんにちは。

先日、僕が非常勤講師をしている専門学校の仲良し専任講師の先生と一緒に、オムロンさんを訪問してきました。
僕は主に精神保健福祉士養成コースに関わっていて、オムロングループには、その卒業生が精神保健福祉士としてお仕事されています。

教え子の顔を見に、というのもおこがましいですが、今回は見学をかねて遊びにお邪魔しました。


従業員数35,000人。
売り上げ、従業員数とも海外比率の方が高い、超がつくグローバル企業の一翼を障害者の方たちが担っており、多くの当事者の方がお仕事されていました。

訪問したオムロン京都太陽はオムロングループの特例子会社さんで、施設内には京都太陽の家という社会福祉法人さんも併設されていて、それぞれが連携する形で多くの障害のある方の雇用を創出されていました。


そもそもの成り立ちとして、オムロンの社憲である

「われわれの働きで、われわれの生活を向上し、よりよい社会を

つくりましょう」


共に歩みを進めている大分県の社会福祉法人太陽の家の理念である

「No Charity, but a Chance!」

とが一致して、共に誰もが住みやすい社会を作っていこうと活動されてきています。


見学時の写真は、個人情報のことや、民間企業の工場である点などを踏まえ撮影や掲載は自粛することにしましたので、言葉のみとなりますが。

非常に整理整頓された工場内で、大規模生産に適さない小ロットな製品作りに皆さん関わっておられるということでした。
一人一人の障害特性に応じて職場環境、作業環境が整備され、必要な機器も工夫しておられ、専用の工具や機器を製造するための作業場も設けられていました。

常に改善の3S活動も職場全体で取り組んでおられるということでした。
その姿勢もあり、現状に甘んじることなく、今後も多様な人たちが働ける職場環境作りの工夫は継続していく予定とのことでした。
専門学校の卒業生も人事総務で唯一の精神保健福祉士として、職場全体の障害者雇用をより推進するために、日々ソーシャルワーク活動をされているようでした。

とても頼もしいですね(^^♪



そのほかにも、詳細は記載しにくいので割愛しますが、本部のシステム開発チームのみなさんとの意見交換会も、テレビ会議を繋いで設定してくださりました。
質問いただいていた流れで、僕個人の重要な価値観であるピアサポートの重要性などについてもお話する機会をいただけました。


オムロン創業者、立石一真氏の言葉で

「最もよく人をしあわせにする人が最もよくしあわせとなる」

という言葉があるそうです。

画像1


人間誰もが自分のためだけに行動して他者を犠牲にしていては決して幸せにはなれず、人に幸せを与える側に回ることで自分自身が幸せになれるという創業者の思いがあらわされていると思いました。

オムロンという会社が、1972年という僕が生まれるより前にオムロン太陽を設立され障害者雇用をスタートされている点など、会社の文化として大切にされている価値観が伝わってきました。

ピアサポートも、当事者同士がその経験を分かち合い、当事者同士の相互の支えあいの結果として、与えられる側が助けられるだけではなく、与える側も成長する機会をもらい変化していく、そういう相互の連鎖が生み出されると考えています。

これは、障害者のリカバリーという側面だけでなく、どのような人であっても、そういう相互の支えあいによって成長していくものであると考えていて、オムロンさんやオムロン京都太陽さんの今後の取り組みも、ピアサポートのような仕組みを取り入れることで、より一層進化していくのではないかなと、個人的に勝手に妄想を膨らませていたのでした。



今回見学を受け入れてくださりましたオムロン京都太陽のみなさま
関係者のみなさまにお礼申し上げます。

ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?