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【肺の中身】

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前回のお身体シリーズでは「肺の概要」をご紹介でしたが、

今回は「肺の中身」について触れてみようと思います!

肺の中には何があるのか?

肺の中身を広げると・・・

な内容となってます!ぜひ最後までご覧ください(^^♪

※限定公開の解説動画付きです。本文と合わせてご覧ください

肺の中には何がある?


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肺の中には”肺胞”と呼ばれる小さい袋がびっしりとあります。

大きさでいうと、約300㎛。
1㎛が1ミリの1000分の1ですので、、0.3ミリくらいのサイズ!

この肺胞はブドウの房みたいな感じで肺の中で
隣同士くっついた状態でびっしりといます!

その数なんと。。3億~6億個!と言われています!

・・・数の規模がよくわかんない。。((+_+))

とにかく大量に存在している!というわけですね!

肺の中身を広げたら、どのくらい??

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肺胞の数は3億~6億個ある、
といわれても全くイメージわかないですよね。。

もう少しわかりやすくしていくと、

肺胞1つ1つの表面積を全部広げて合わせると
およそ100㎡になるそうです。

だいたい、テニスコート半面分!だそう!

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テニスコート半面分のものが、
人間の胸部・肺の中に納まってるんですね~!

どうゆう状況!?って感じですよね(笑)

それだけ膨大な数の肺胞が、効率よく肺の中に納まってるんでしょうね!

僕らが呼吸で息を吸うと、
この肺胞の一つ一つに空気が入り肺全体が膨らむこととなります。

肺胞とは?

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肺胞の壁(肺胞壁)はとても薄いつくりになっており、
隣同士でくっついていて、区切られてはいますが
中身の共有も可能、といった状態になっているそうです!

この肺胞と肺胞の間の肺胞壁のことを肺胞中隔といいます。

肺胞壁、および肺胞中隔には

毛細血管がびっしりと張り巡らされており

毛細血管を通して
酸素と二酸化炭素のガス交換をおこなっています!

このガス交換のことは”内呼吸”という言い方もするそうです。

毛細血管については、他の記事↓↓↓でも少しだけ触れていますが

ざっくりいうと
血管壁が薄いつくりになっており、
組織と血管内とで物質の行き来が可能なつくりになっています。

この性質によって
外から呼吸によって肺胞に届いた酸素
身体をめぐる血によって
回収されてきた二酸化炭素バトンタッチするんですね。

ここにはヘモグロビンが大きく関わっており、その辺の話はまた後日記事にしたいな、と思います!!

肺胞の細胞

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酸素と二酸化炭素のガス交換を行う肺胞、

その肺胞壁には

肺胞細胞という細胞が存在しています。

これにはⅠ型とⅡ型があり、

Ⅰ型肺胞細胞

細胞質が非常に薄く単層扁平上皮細胞(たんそうへんぺいじょうひさいぼう)というもので出来ている。
肺胞の表面の95%を覆っていて、この細胞により
毛細血管壁と呼吸膜を形成している。

2型肺胞細胞

肺胞液を分泌し、細胞の表面と空気に湿気を与える。
この肺胞液にはサーファクタントという物質が含まれており、肺胞が潰れないようにしている

サーファクタントとは?

表面活性物質と言われ、
肺胞の表面張力を減少させ肺胞内の内圧を減少させる役割を担っている。

肺胞にも大小大きさのバラつきがありますが、
サーファクタントがなければ、大きい肺胞ばかりに空気が行くようになり

小さい肺胞には空気が入らなくなり、内圧に負けて潰れてしまいます。。

肺胞が潰れることを”虚脱”というそうですが、
サーファクタントはそれを防ぐのに活躍してくれているんですね!

まとめ

肺の中にはテニスコートがあって
そのテニスコートは形を変えて肺の中に収まってる。
ブドウの房みたいな形で。。ということですね!

また、人間の身体の中は

想像よりもスケールがデカい!

うまいこと出来てて、複雑なことを細かく役割分担して
成り立ってるんですね!

知れば知るほど面白くなってくるな~と感じてます(^^♪
皆様も、興味があれば是非調べてみてください!


肺の中身をご紹介でしたが、

細かくなってくるとどんどん名前も難しく、
説明もややこしくなっていきますね。。

分かりやすく伝えられるよう、自分が一番深く理解していくよう
インプットの質も上げていこうと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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