【#1085】「マネジメント=管理」が引き起こす2つの不幸
お元気ですかー?
今日のnoteは『「マネジメント=管理」が引き起こす2つの不幸』というテーマです。
「マネジメント=管理」ではない
いろんなところでたくさん言われていますが、「マネジメント=管理」ではないです。これは、ビジネス戦闘力が低めの僕でもそう思います。
以下、わかりやすい説明があったので引用します。
東洋経済オンライン(https://toyokeizai.net/articles/-/1592?page=2)より引用
「“manage”という言葉の本来的な意味は「どうにかこうにか何とかする」ということ」
これはめちゃくちゃ理解できます。まさにマネジメントは何とかすることであり、マネージャーは何とかする人です。そして、これを管理と訳することにより様々な不幸が発生しています。
今日はその中でもビジネスの現場で起こる2つの代表的な不幸とその解決策をお話しします。
結果管理
一つ目の不幸は「結果管理」という概念が生まれてしまったことです。
結果と過程、どちらを評価するか?なんて言いますが、この評価という発想も管理するという考え方から生まれています。
結果と過程のどちらを「何とかする」か?という議論は成立しません。結果を何とかするとは過程を何とかすることに他ならないからです。プロセスマネジメントっていう概念はありますが、海外にリザルトマネジメントっていう考え方はあるんですかね?何となく管理という訳により生み出された日本独特の概念のように感じます。
結果を何とかするために、プロセスマネジメントに集中していいと思うのですが、いかがでしょうか。
この「結果管理」という不幸の対処法は「過程管理」をすることです。・・当たり前だけど。
特にマネージャーから「何とかしろよ!」みたいな発言が出たり、マネージャー自身が「何とかしてくれよ・・・」とメンバーに思ったらイエローカードです。
何とかするのがあなたの仕事なのでマネージャーは自責で捉え直しましょう。そして、メンバーは「お前の仕事だろ!このうんこが!」と言いましょう。(たぶん、明日から会社にいづらくなります)
目標管理
もう一つの不幸は「目標管理」という概念が生まれてしまったことです。
目標管理は元の言葉は「Management By Objectives」です。
直訳すると目標によってマネジメントされることで、それはつまり、目標によって何とかされることです。噛み砕くと「目標によって、結果が引き上げられる」といったニュアンスで正しいと考えられます。
例えば、「目標を設定せずに淡々と仕事していたら50点になっていたところ、120点を目標にして仕事したことで100点になった」というイメージです。目標によって何とかされて結果が引き上がってますよね。
これも、目標管理と訳したことによって「目標によって管理する」と誤解され、目標達成するようにパワハラをぶっこくことがマネージャーの仕事になってしまっていたりします。
この「目標管理」という不幸の対処法はもちろん、目標によって引き上げられるようプロセスマネジメントをすることです。メンバーは目標達成できなかったときに、過度に自分のせいだ感じたら、マネージャーは目標達成できないことをメンバーのせいだと捉えてしまっていたらイエローカードです。目標によって引き上げ、それを達成できるよう支援するのはあなたの仕事です。
マネージャーは自責で捉え直しましょう。メンバーは「お前の仕事でもあるだろ。このうんこが!」と言いましょう。
最後に
今日のnoteは『「マネジメント=管理」が引き起こす2つの不幸』というタイトルで、マネジメントを管理と訳したことで起こった、結果管理と目標管理に関する不幸を開設しました。
管理はマネジメントの1要素でしかないことを肝に銘じたいものです。
では、また!
お悩みや相談のある派遣スタッフの方やこれから派遣で働こうか迷っている方、どちらでもない方、ご質問やご相談はこちら↓へお願いします。
※無料で全力でなんでも答えます。
僕のキャリアやビジョンをインタビューしてくださった記事↓
オープンチャット「人材派遣スタッフの駆け込み寺」を始めました!
「人材派遣営業の駆け込み寺」とは違い、派遣で働く(働く予定)の方の相談先を目指しています。
匿名で出入り自由ですので、ぜひうまく活用してもらえると嬉しいです。
サポートいただいた分は、人材派遣で働く人のサポート、人材サービスで働く方のサポートの活動に使います!必ず、世の中の役に立てますね。