見出し画像

【3分でわかる】「いつかやろう」の"いつか"は永遠に来ないかもしれない。

こんにちは、こんばんは、りょうさんと申します。

さまざまな「人生をちょっとラクにするテクニック」を載せていっています。


「10年後にやろう」「40歳になったらやろう」などなど、そのうちやろうと考えている事って、一つや二つあると思います。

趣味にめいっぱい時間を使おう とか、 田舎の静かなところに住もう とか 勉強を始めよう とかいろいろな話をよく聞きます。

でもそれを なんとなくの体感時間 で決めていると、 永遠に来ない という可能性がある事をお伝えしたいと思います。


■体感時間は変わっていく

心理学・脳科学の研究から人間の体感時間は、年齢と共に変わっていく事が分かっています。
(心理的作用によっても一時的に変動することがあります)

その理由は 新しい体験・刺激が無くなってくるから だと言われています。

人間は、若い頃は好奇心が旺盛で、見渡す限り新しい事だらけですが、年を取るほど今の環境を変えたがらなかったり、単純に新たな体験をしなくなったりしてしまいます。

新しい体験を探求し続けるなどして、体感時間を遅らせる事もできますが、金銭面の問題などからなかなか困難な場合も多いでしょう。


■計算してみる

そこで、体感時間が年齢と共に短くなる事を考慮して、体感年齢と実年齢の相関を見てみましょう。

今回は仮に 10年ごとに体感年齢の進み方が4分の3になる として計算してみます。

その場合
実年齢で 10歳 の時の体感年齢は 10歳
実年齢で 20歳 の時の体感年齢は 18歳
になります。(以下グラフ)

画像1

このあたりならまだまだ実年齢と体感年齢の差はほとんどありませんね。

では、次は30歳、40歳の時はどうでしょうか。

実年齢で 30歳 の時の体感年齢は 23歳
実年齢で 40歳 の時の体感年齢は 27歳
になります。(以下グラフ)

画像2

このあたりから怪しくなってきました。

実感としても「1年が早く感じるようになった」と言う人が増えてきている頃ではないでしょうか?

50歳、60歳の時はどうでしょうか。

実年齢で 50歳 の時の体感年齢は 31歳
実年齢で 60歳 の時の体感年齢は 33歳
になります。(以下グラフ)

画像3

なんという事でしょうか。

60歳の人でも未だに体感年齢は30代です。


■いつかやりたい事の話に戻ると

ここで、最初の話に戻ります。

40歳になったらやろうと思っている事があるとします。

先ほどのグラフを100歳まで延長させた下記のグラフを見てください。

画像4

見て頂くと分かるように実年齢100歳になっても体感年齢40歳に到達していない事がわかります。

数学の用語でこのピンクの線は「漸近線」といいます。

漸近線とは、他の曲線が限りなく近づくが、決して超える(到達する)事がない境界線の事です。

体感時間が短くなる速度は人それぞれだと思いますが、年齢と共に時間の感じ方が短くなるならば、いつまで経っても時間が経過したように感じない「体感年齢の漸近線」が理論上、誰にでも存在するはずです。

私が言いたいのは、例えば、5年後、10年後にやろうと思っていた事があったとしても、体感時間的に絶対に訪れない場合があるという事です。

そのやろうと思っている事をずっと後にすればするほど、実時間と体感時間の剥離が激しくなり、あっという間に時間が過ぎ去って結局実現できない、という可能性が高くなってしまいます。


■〇〇から始めよう

これからの人生で、実時間と体感時間の差が最も小さいのっていつだと思いますか?

そう、 今 ですね。

やりたいことがあるならば、今この瞬間からなんでもいい、ちょっと調べるでも、味見程度でもいいから、始めてみればいいんです。

一歩でも、半歩でも、踏み出す為に足を上げる事が全ての始まりなんです。


■まとめ

 ・体感時間は年齢と共に短くなっていく

 ・上記より、「体感年齢の漸近線」が理論上、誰にでも存在することが分かる

 ・後回しにすればするほど、実時間と体感時間の剥離が大きくなって、計画通りにいかなくなる

 ・やりたいことがあれば、"今この瞬間" からなんでもいいから始めてみよう!


以上となります。

今後も週に一回のペースで皆さんの役に立ちそうな事を記事にしていきます。

また来てください。

私の友人が飼ってる猫に「美味しいフード」を買ってあげます。([例] 支援500円の場合:カツオの缶詰。支援1000円の場合:チュール10本入り。)