「データ(情報)って集めるだけではダメっすね」という話。
ども、スマレジの新垣です。
スマレジは、高機能かつアプリで自由に機能を拡張できるクラウドPOSレジです。
突然ですが、バックミラー経営とフロントガラス経営という言葉を聞いたことがありますか?自動車のバックミラーと、フロントガラスで経営を表現した概念です。
バックミラー経営とは?
バックミラー経営とは?
過去の実績や経験に基づいて経営判断を行う方法を指します。この方法では、過去のデータや経験を振り返りながら経営を行います。しかし、この方法は前を見ていないという意味も含まれています。
現代のビジネス環境はますますVUCA(変動、不確実、複雑、曖昧)であります。「バックミラー経営」から「予測型経営」への変革が求められているらしいです。予測型経営では、データに基づいて将来に向けた複数のシナリオを導き出し、シミュレーションに基づいて最適な施策を準備することと言われています。これにより、変化の激しい状況下でも最適な意思決定を迅速に行うことが可能となります。言い換えると「データがないとVUCA時代の最適な意思決定を迅速に行うことは困難だよ」てことっすね。
この予測型経営は、フロントガラス経営と言われます。
フロントガラス経営とは?
フロントガラス経営とは?
将来の予測に基づいて今後の経営方針を決定する手法です。つまり前を向いて経営をするということです。だからフロントガラス経営と呼ばれているのでしょう。この方法では、データや市場動向や競合状況などの将来予測を行い、それに基づいて今後の経営戦略を立てます。
どちらが良いということはありません。どちらも必要なことだと思います。データを活用して分析して、仮設を立て、将来の目標を立ててアクションを起こす。そんなことだと思います。
CASE型経営とは?
バックミラーもフロントガラスも両方大事だなーって考えていると、ふと「CASE型経営」のほうがしっくりくるのではないかと思いました。(というかなんとなく思い出しました)
自動車業界でいうCASEとは?
「CASE」とは、自動車業界において、
・Connected(コネクテッド)
・Autonomous(自動運転)
・Shared & Services(カーシェアリングとサービス)
・Electric(電気自動車)の頭文字をとった造語です、
これらの領域において、自動車業界が進化することを表しています。
CASEは、自動車業界全体の未来像を語る概念として注目されており、各メーカーが取り組んでいる技術開発や新規事業展開などにも影響を与えています。
最近読んだこの本、面白かったです。
→ 日本車は生き残れるか (講談社現代新書)
私にとって、CASEで一番身近なのは「自動運転(Autonomous)」かなーって思います。自動運転を実現するのは、あらゆるセンサーで集めたデータをもとに予測を立てるという仕組みだと思います。ポイントはあらゆるデータを集めて予測を立てるという部分かと思います。
これを経営に当てハメてみます。
これからの経営はバックミラー経営とフロントガラス経営の両方をやりつつ、あらゆるデータを集めて分析と予測をたてる「CASE型経営」が必要なのではないでしょうか。(って、だれかが言ってたのをふと思い出しました。本で読んだのか?動画を見たのか?誰だったかは忘れましたが…)
データを集めりゃいいのかって?そうでもないっす。
でもね、
なんでもかんでもデータを集めればよいというものでもありません。
多くのデータの収集に成功しても、フォーマットがバラバラ、定規がバラバラ、頻度がバラバラ、統合できない、保存場所もバラバラだと…まったくもって分析には役立ちません。
会社で言う「部をまたいだ際のデータ(情報)」のフォーマットがバラバラだったり、保存場所がバラバラだったり、ダブりが多かったりすると、分析も活用も困難です。こんなことって、結構多くの会社で起こっているのだろうなーって思います。
大きな企業だと「ERP」や「CDP」でまとまっているかもしれないですが、中小企業や小規模事業者ではそうはいかないでしょうね。
立ち上がりまだ間もないスタートアップ企業などでも、行け行けどんどん!的な勢いで売上を伸ばすことばかりに注力し、業務を標準化してデータをもとにした経営が可能となる仕組みづくりが後回しになってしまっていることもありそう。そんなんじゃ、今はいいけど今後困りますよーて思います。いつまでも勢いだけで前には進めませんから。なんせ現代はVUCAですから。明日、あなたの商売を破壊する何かが現れるともしれません。
話脱線します。
せっかくの休みなのに…まぁーそんなことを考えてたら脳が疲れたので、Amazon Primeで1本映画を観ました。
エクス・マキナ
2014年の映画らしい。AIが出てきます。面白かったです。
映画の途中で入る音楽のベースラインが90年代のトリップ・ホップっぽくて、私好みでした。そして、それとなくヤフオクで「Tricky」を検索すると、結構出品されててワクワクしております。ちなみに、先週はBOOK OFFで「Portishead」のセカンドアルバム(国内版)を見つけてゲットしました。Only youのMVが超クールです。映像の色、音、演出、すべてがクールです。90年代良きかな。
まとめ
話、脱線しましたが。
データ(情報)大事ですよ。
でもね、集め方や整え方も考えないと宝の持ち腐れになりますよ。
そんなことが伝わったのなら、よかったです。
ではまた。
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