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豆柴りょうたの闘病日記

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夜泣きと手当て #10

夜泣きと手当て #10

じめじめと暑い6月。

餌の低脂肪リキッド飲んだ後、水をあげる。
本当は両方飲んでほしいけど、上体を起こして飲む姿勢に持っていかれるのも、少ししんどそうに見える。

病院で教えてもらった目安の量には全然達しない。

朝夕のイソジン洗いとドライヤーもしんどそうで、なるべく手早く、
やさしく乾かしつつ様子を見ていた。

抱っこしてドライヤーしていると
赤ちゃんのお世話をしているような感覚になる。
りょ

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安楽死させてあげたら、なんて簡単に言わないでほしい #9

安楽死させてあげたら、なんて簡単に言わないでほしい #9

少し前に実家に行った時のこと。

父にりょうたの病気の話をした。

可哀そうだ。痛くないのか?安楽死させてあげたらどうだ?
というようなことを言われて、ついカッとなってしまった。

会話を続ける気にならず、さっと帰宅。

まだ生きる気のある(ように見える)りょうたに、死をもたらすって何なんだろう。

痛みはコントロールできないから、それが楽にさせてあげる方法なんだろうか…。

様々な思いが、浮かん

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離乳食より本気の手作り食 #7

離乳食より本気の手作り食 #7

ソフトフードも1パックだと多いような気がして、半分ずつあげてみることにした。

1回目はほとんど残食なしでも、2回目はほぼ食べない。

種類を変えて試してみたけれど、食いつきはそれほどよくなく、朝あげたフードが夕方まで残っていることが多かった。

何とか、食べてほしくて、手作り食について調べる。

良質なたんぱく質と、野菜、だしのスープをかけるといいらしい。

ささみをお肉屋さんで買ってきて、ゆで

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緑膿菌と療法食 #8

緑膿菌と療法食 #8

お散歩の距離が短くなってきたな…と思っていた矢先に、腫れていないほうのほほあたりが、緑色になっていることに気がついた。
Carb-v.という蘇生のレメディを飲ませて夜を過ごし、病院で診てもらうと緑膿菌だと言われた。

夜お散歩に出したから、何かつけて帰ってきたのかもと思っていたが、免疫が落ちている時に感染するそのあたりに普通にある菌なのだそうだ。
強力な抗生物質を3種類くらい服用してようやく落ち着

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おむつとよだれ #5

おむつとよだれ #5

1回おむつを着けたら、
ずーっとつけ続けることになるかもしれないという不安と憂鬱な気持ちより、リビングのど真ん中でおしっこの構えをされたことのショックと片付けをしたくない気持ちが上回り、
おむつを探すことにした。

以前「書く習慣プログラム」で
マナーベルトの記事を書いている方がいたのを思い出して、検索。

色々なタイプがあったのだけど、洗い替えもあって安心、
気分によって色を選べるこちらのタイプ

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カリカリからソフトフードへ #6

カリカリからソフトフードへ #6

患部が腫れてきて食べにくいのか、だんだんドライのドッグフードを食べ残すようになってきた。

病院に行ったときに、ご褒美に出してもらったソフトフードをペロリと完食したことを思い出し、ソフトフードなら食べられるのかもしれないと思い、
近くのホームセンターに行ってみた。

シニア向けでなるべく添加物が少ないものを… と裏返して成分表示をチェックする。
人間の食べ物と一緒で、安価なものには沢山の添加物が入

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カラーに挑戦とレメディ #4

カラーに挑戦とレメディ #4

病院では、止血剤と少し強めの抗生物質(痛み止め)が出された。
かかないように、カラーも購入した。
りょうたは、車がきらいなので、写真を見ながら相談にのってもらえるのが、とても助かっている。

お話を丁寧に聞いてくださって、どういう選択肢があるのかを教えてくださる先生と、温かい声をかけてくださる看護師さんたち。
この病院で診てもらえてよかったな、
と思う。

帰宅すると、注文してあった、ホメオパシー

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ルーティンワークと血のにおい #3

ルーティンワークと血のにおい #3

粉薬の抗生物質を餌にまぜて出し、それを食べては窓際で寝ている。
いままでと何ら変わらないようなりょうたを見ていると、
本当にガンなのだろうか?という疑問がわいてくる。

とはいえ、その可能性が高い以上、何とか余命を伸ばせないか…試行錯誤をするしかない。

・我が家のお風呂用に使っている水素水で、洗面器に濃い水素水を作り、足  浴させる。
・痛みを消すエナジーワークをする。
この2つをルーティンにし

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セカンドオピニオン #2

セカンドオピニオン #2

セカンドオピニオンをどこの病院でするのか?と考えた時に、受診予約ができて、以前数回お世話になった病院について調べてみた。
HPを見ると、腫瘍診療についての記載があったので、こちらを訪ねることに。

コロナ対応のため、診察室に入室できるのは一人のみ。
状況説明のために、私が先生とお話。
診察台が高いタイプで、昨日よりはっきり患部が見えた。
こちらの先生の見立ても、やはりガンだろうと。

ガンが、悪性

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豆柴りょうたの闘病日記 #1

豆柴りょうたの闘病日記 #1

りょうたは13歳の赤柴♂
2か月のころ私たち夫婦のところに来てくれた。
一番最初に見に行った時、目がまだ開いていなくて、手のひらに乗せたら
ぐんぐん腕の方に上がってくる感じがかわいくてたまらなくて、家族になると決めたんだ。

1歳のころ皮膚炎になった以外はすこぶる元気にすごしていたし、
3月下旬の血液検査では何も異常がなかったのに
4月のあるとき、右目の下、口角のあたりに毛だまりのようなふくらみを

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