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【ワーホリレポート ⑫】語学学校に通ってみて。

 

ついに語学学校の卒業の日を迎えました。
束の間の学生期間もあっという間に過ぎ去ってしまいました、寂しい。
ここからはトロントには留まり、ここからは働きながらの自給自足生活が始まります。
3か月通った語学学校と英語について、素直に振り返ってみます。


語学学校に通ってみて


• それぞれ様々な目的で世界中の国の人々が集う語学学校、僕自身行って正解だったと感じている。たくさんの友人ができたし、4年ぶりの学生生活を異国の地で大いに楽しめたと思う。
当然、メリットデメリットはある。それも語学学校に通う目的や背景によって違ってくるから、当たり前だけど捉える人次第ではある。
世界中の人と簡単に仲良くなれるのは事実だし、一番大きなメリットだと思う。なぜなら大きなくくりで言えば「英語の勉強」で全員共通した目的を持つから、仲良くなれるハードルも下がる。英語ペラペラな人も言えば、そうでない人もいる。それでもその違いを恥じることもなく、それぞれ学生たちは文化の違いを楽しんでる側面もある。大学などの正式な教育機関ほどの厳格さや勉学を要しない、旅行ついでに来ている人もいるくらいだからフレンドリーであればあるほど楽しめる。

同じ母国語同士で固まりやすいのもまた事実だ。これに関してはネガティブな点ともとれてしまう。良し悪し色々な人が言っていると思うけど、同じコミュニケーションが取れる集団ができるのは自然な流れではあると思う。僕だって日本人同士で集まるし、遊びにいったりもする。慣れない異国の地で母国語なしの環境オンリーはかなりのストレスになる。ただでさえ生活スタイルも空気も全く違ってストレスがたまりやすい。それぞれ同じ国の人々で助け合えるからこそ生活が成り立つ人も多い。

英語を使うかどうか、ここは完全に自分次第になる。いくら学校側が英語オンリーと言っても、日本人同士ではほとんどが日本語で話すし、他の国の人同士も然りだ。僕の場合、とりあえず積極的に話しかけて交友関係を広げていった。結局は国が違っても、フィーリングで合う合わないはなんとなくわかる。もっと仲良くできそうだと感じたら頻度を増やしたりご飯誘ったり、逆に誘われることだって多々ある。そうやって英語を使う機会を作りながら、友人とのコミュニケーションを楽しんでいた。

•授業は、発言をすればするほど良い。内容だけだと日本でも受けられる面もあるが、何より違うのはオールイングリッシュの環境。おかしな点は先生が優しく訂正してくれる。シャイにならずにどれだけ「会話」の機会を授業中でも作ることができるかで全然違うと感じた。

•事前にレベル分けテストが実施され、同じレベル同士でクラスが分かれる。ただ、同じレベルでもスピーキング力は人によってまるで違う。テストではリーディング・リスニング・スピーキングの3つが出題される。文法が得意だが会話が苦手な日本人と、文法は苦手だが会話が得意な欧米人(例)が一緒になると、クラスで積極的に発言しているのは自ずと後者ばかりになる。なんでこんな話せるのにこのレベル何だ?と思うことが多々あった。
どの先生も日本人はシャイだと認識しているので、話を振ってくれるし、臆せず発言をトライすると慣れてきて周りが気にならなくなる。僕はそうやって克服できた、少しだけ。

•高度な英語力を身に着けるには大きい語学学校は物足りない人もいるかもしれない。実際不満に思う人はいたし、僕もゼロではない。
自分もたった3ヶ月、一つの語学学校に通っただけで感じたことなので、ひとつの実経験として捉えてほしい。ただ、高いお金を費やして語学学校を選択した後悔は全くない。

自分の英語力について


• 卒業テストの結果で今の英語力の現実を思い知らされた。いやバイトや学校で何度も思い知らされているので案の定ではあった。行く前に期待していたレベルまでは卒業時は到達していない

•スピーキング 最も大きな課題の一つ。上で述べた通り会話を重ねれば重ねるほど慣れてくる。ただ、まだまだパーソナルな事など特定の会話に限った話だし、スラスラは程遠い。思っても頭の中で文が組み立てれない。圧倒的経験不足とも思える。とにかくトライして会話脳を積み重ねるしかないのかなと感じている。

•リスニング テストでは自信を失ってしまうくらいの点数。本当に上達したのだろうかと思う程だ。 先生やスクールメイトの言うことはわかっても、ネイティブは全く別。早すぎて脳は追いつかないし、単語と単語のつながりに慣れない。こちらもまだまだ数も足りていない。

•発音 日本人がぶち当たる大きな壁。授業としては3カ月の短期間ではごく一部しか学ぶことができなかったが、先生やネイティブの発音をまねたり聞いて真似ることで多少は向上できた。発音特化した授業はごくわずかしか経験していないので、シャドーイング等で発音を意識した勉強をする。

• このように3カ月いただけで魔法のように英語が使えるようになる訳はない。自分も少し甘く見すぎていたとも感じる。ただ闇雲に短文や簡単な受け答えをするだけでも意味はなかった。授業でなにかを説明するときも、はしょったりせずにしっかりした文を作る意識を持たないといけない。その意識づけはこの先も忘れないようにしたい。

最終日の記録

• 荷造りやらで午前はバタバタだった。
• 早めに学校に到着、ゆったり教室見渡したり写真を撮ったりした。
• 担当の先生とのお別れが何より寂しい。ユーモアを交えながら熱心に教えてくれた。かなり気に入ってもらえたと思うし、最後には英語力も3ヶ月で成長したと言ってくれたので素直に嬉しい。
• 最後の日にどうしてもやりたかったことがあった。単語のお題に対して、それぞれが母国語で答えてその違いを楽しむ企画。みんな思ったより興味をよせてくれて、かなりの盛り上がりを見せた。こんな盛り上がるならもっと早くやっておけばよかった。
• 打ち上げは近くのパブで開催。自分の為に12人も来てくれたのが嬉しくて仕方ない。日本人も他1人で少し心配だったけど全然なんとかなった。それでももっとスムーズに話せてたらなと思う場面もある、ここはまだまだ課題だ。
• ダーツやビリヤードもできるパブで、最後は残った4名でビリヤードを楽しんだ。


3カ月

カナダに来て3カ月が間もなく過ぎようとしている。
振り返ればあっという間だが、3か月前を思い起こすとものすごい前に感じる。
あまりにも内容の濃い3カ月間だったので、6カ月くらい経った気分

語学学校が終わり、この先は本格的に「ワーホリ」が始まる。
せっかく来たからにはと色んな選択肢や欲がでてくる。ただ、生活費はこれから完全自給自足だしご飯をを作ってくれるホストマザーもいなくなる。正直かなりお財布事情も厳しい。
ここからが本番なのかもしれない。大変な面も楽しみつつ面白いカナダ生活にしていきたい。



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