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「わかる」が「たのしい」~療育室の現場から~ 007

こんにちは。「このはな療育室」の、さつきです。

子どもたちが、たのしい!!と思うのは、
こどもにとって、「わかる」場であること、にほかなりません。

分かりやすい提示、分かりやすくするための環境の構造化、
先生(周りの大人)が発する言葉をキーワードにしたり、
流れをパターン化しルーチンをつくる・・・
お子さんの発達段階に合わせた
「わかりやすさ」への配慮を常に意識しながら
このはな療育室では、活動を展開していきます。

お子さんにとって、
なにがわからなくて、なにならわかるのか?
どこまでならわかるのか?
なにが興味関心をもつもので、
注意の持続できる時間はどれくらいなのか、
お子さんの感覚入力のタイプは?

私たちの療育は、まず、お子さんの様子を徹底的に観察することから
はじまります。
そして、「お子さんが分かるための配慮」
意識的に設定した活動場面、設定しない活動場面を用意し、
保護者の方と共に、
それぞれのお子さんの様子を観察しながら、
お子さんの「わかる」を共有していきます。

「わかる」が「たのしい」ということは
お子さんの姿を見ていただければ、一目瞭然です。
幼児期の療育を保護者と一緒に行うことで、
お子さんをみる視点を整理していく、
お子さんが「わかって取り組む」様子を実感していただくことで、
これから先もつづく子育ての中で、
お子さんに必要な支援は何なのか、を
保護者の方が考えていける手だてにしていただきたいと
思っています。

次回は、もうすこし具体的に
お子さんが「わかって」取り組む場面について
書きますね。

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