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グラビアアイドル推し活日記(30)橋本梨菜写真集「Lina's All特装版」レビュー

昨年11月に同作品の通常版について、レビューさせていただいた。
今回は特装版である。

特装版のカバー表紙
ステッカー

特装版は昨年9月に発売された「Lina's All」に加えて、今回作と同様、ワニブックス社から発売された2017年発売の初写真集、2018年発売の2作目、2020年発売の4作目をダイジェスト形式で収録している。

今回作については以前コメントしているので、詳細は「グラビアアイドル推し活日記26」を参照いただくこととし、特装版の見どころをまとめた。

特装版カバー裏表紙

前半は「Lina's All」が収録され、中盤からダイジェスト版となる。

まずは2017年発売の「RINA×BLACK」である。彼女の初写真集作品である。今から7年前のことである。デビューから3年目にして初写真集である。イメージDVDを毎年3作ペースで発売し、徐々にファン獲得、支持拡大を図っていたところに写真集発売である。彼女にとっても悲願であっただろうが、デビュー当初からの「橋本組」にとっても悲願であったに違いない。かくいう筆者もこの作品との出会いがなければ、橋本梨菜を知ることもグラビアを鑑賞することもなかったのかもしれない。

今こうして見ると年齢的にも若々しいが、表現力はすでにこの時からレベルが違っていたと思う。グラビア界で小麦肌をアピールポイントとするタレントは皆無であったし、小麦肌をグラビアとして綺麗に表現できていたことが素晴らしいと言える。初作品ながらハワイで撮影が行われたこともポイントである。橋本梨菜を語る上で海外撮影は欠かせないからだ。

次に2作目「RIRIKOI」である。ファーストが発売された翌年にハワイで撮影が行われた。2作目は恋人とのハワイ旅行というストーリー仕立てで構成されている。そのため、ハワイへ向かう出発の瞬間から撮影が始まっている。何気ない一枚から始まるので、プライベート感を楽しむこともできるかもしれない。

ロケーションが完璧すぎるゆえ、さらにはブラックダイヤモンドも輝きを増しているため、前作よりも肌が黒い。橋本梨菜は日焼け肌をより際立たせるため、撮影日の数日前から現地で前乗りして自然光で日焼けしている。自然光にこだわる所も彼女を語る上でのポイントである。人工的に日焼けすることもできるが、そこはあえて時間をかけて綺麗に見せるために欠かせないという。ただそれ以上に焼けすぎてしまうことも過去にはあったらしく、本人曰く、あまりの黒さに現地の人と間違えられることも少なくなかったという。

プライベート感満載の作品はセクシーさも増しており完璧な作品であった。なにわのブラックダイヤモンド・橋本梨菜は、2作目と別出版社から発売された3作目の「LOVE=CONTRAST」で絶頂に達したといってよい。グラビアタレントとして基礎が形成され、完成されたのである。しかし、彼女の進化はこれで終わることはない。

そんな中で発売されたのが4作目「黒蜜」である。タイトルがこれまではこれまでと違い、随分と大人っぽくなったと感じた。そして内容についても過去作とは異なっている。

撮影も海外ではなく国内の旅館で撮影が行われ、全ページで水着を着用していないのである。衣装には水着以外を用いており、決してヌード写真集ではないことを強調しておく。旅館での撮影のため、可愛らしさではなく大人っぽさ全開である。今までの橋本梨菜では見られなかったアダルトな部分や、儚い部分が写真からも感じることができるのが興味深い。彼女の違った一面が見られる。

特装版の見どころを簡単にまとめてみたが、この1冊には橋本梨菜のグラビアタレントしての軌跡が綴られていることを特筆しておきたい。この1冊は橋本梨菜を堪能するに相応しいが、やはり過去5冊を1冊ずつじっくりと鑑賞することも忘れてはならない。

2015年にデビューしてからの約8年でグラビアタレント界でトップの地位を占めるにまで成長し、昨年30歳を迎えた。

以前のインタビュー記事で梨菜さんは「グラビアアイドルの平均年齢を上げていきたい」と語っていた。同じ所属事務所の戸田れいさんなどロングキャリアのタレントもいる。グラビアタレント界には毎年多くの新人タレントが足を踏み入れてくるが、そんな中でも梨菜さんはまだまだ活躍を続けていくものと確信している。

2024年はどんなグラビアが見られるか楽しみである。

こちらも必見。最強の30歳だそうです。


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