0. 社会人になる前

コネはない。当てもない。己でぶつかるのみ。
それが正義だと思っていた4ヶ月間。それでこそ新卒と信じていた4ヶ月間。

周りはどんどん内定が決まって、「やばい、血迷って、ダサ！」そう精神的に滅入ったゾーンに入りがちなのは12時を大体回ってた。早く寝て。

そしてゾーンのスパイラルは止まらない。
周りの人にも、「あなたらしくない」なんて言われて自分を何度も見失った。
「おめーにわたしらしさが分かってたまるか。」と何度思ったか、
と同時に、わたしらしさってなんだっけ。と大変なスパイラルだった。
ポテトにしたらめちゃくちゃ長くておいしいだろうな。スパイラルポテト。

3月の解禁の前後は、就活用シールとか作ってバイブスあげてた。今でもあれは結構よく作れたと思うし、モチベーションもあげてた。創作意欲がある時に作っとくと気持ちがいいね。

気付けばムキになって100社ですか。よく受けた！
でもほら、説明会3社ハシゴするぞ！って言ったときは大体2社になったよね。そういうとこすきだけど、後に集計できなくなるから予定帳は正しいことを書いてよね。

最終面接で素直に話しすぎて損をした経験は、忘れられないし、今でも正解は分かってない。

でもアルバイト頑張ってて良かったね。救ってくれたのはやっぱりアルバイト時代の上司でした。

経験しないと変わらなかったなあ〜とやっと思えるようになったよ今はね。

もちろん、会社に魅力があったし、今でも入って良かったと思う。その人に魅力があって、尊敬している人の下で働きたい気持ちとが相まって…。
…なんて色々言うけど、上司に頭を下げて社員にしてほしいって思いを伝え、自分自身殻を破れて本当に良かった！尖ってなくて良かったよ。
謙虚にならないといけないと思えたし。最高だよ。

少なからず、わたしの中の「こうしなければいけない」という就活像からはかけ離れていたから。
だけどいつまでもそんなこと言ってたら、行きたくもないところを「行きたい！」なんて錯覚させてたんだろうね。うまいからねそういうつじつま合わせ。

正しい就活像なんて無かったんだ、と今は思うけどどうですか？

1. 社会人1年目のわたし

それで入った新卒。1年間アルバイトしていたから入社式も5分で終わったし、業務区分も変わらない。50時間、60時間、70時間と増えていく残業時間に、おかしいとは思ったけど会社が嫌になったことは一度もなかった。今も別に嫌じゃない。

そして、平日ダイヤと間違えて、終電なくてタクシーで帰った、シラフの夜。
一生話しかけてくるタクシー、窓が全開で寒かった、できれば閉じたかったけど気を遣って閉じれなかったのはダサすぎ。さすがに。

「お客さん、昔、大恋愛した彼女にソックリです」と言われたホラー感。お酒が入ってたら寝たふりできたのに生真面目だから話を聞いてやったんだ。それが倒れるほど仕事をした後だったんだもんね、誰か褒めて欲しいよね。いや、逆にお金払って欲しかったね。

5月、遅くなったけど免許取ったね。おめでとう。ところで、なんで1回落ちたの？

クレーム対応に感情を連れてこないようにするのが難しくて悔しくなった。たとえば。
「てめえのとこのメルマガ配信停止しないと今から部下がてめえの本社のエントランスで腹切る」ってやばいクレームとか取れるようになるよ。だけどそこまで言われたら恐喝だって言って切っていい権利があるらしいよ。

2. はじめての人事異動

7月、人事異動で念願の異動。今かよって思ったけど、このタイミングだから良かったんだよ。引き継ぎの先輩にキレたね。大きい声出すのは最初で最後だよ。
あの後部長に「私がおかしいですか？目上の人だから敬うべきですか。」って相談したら「襟ぐり掴んでぶん殴っていいよ。」って言われたから安心して。でも自分のために、もっとスマートに立ち回るべきだった。トコトン、スマートにやるのがやっぱり社会人だと思うなぁ。

3. 超スーパードラマティック先輩

8月、運命的な出会いがあったね。出会うのが遅すぎた。彼には彼女がいます。
2年目になってもダラダラその人のことを飲みの席で話しているけど、いい加減にしろよ。

運命的な出会いから、飲みに誘うことに成功したわたし。仕事終わってなかったのに、そういうことするメンタルどうしたんだよ。

よろしければこちらもどうぞ。

4. バチボコお腹痛くなった

だからかじゃないけど、無理が重なって会社で弁当食べた後にうずくまって死ぬかと思ったね。血を吐くかと思ったけど、全然苦しいだけで初めて早退した。
いつだって上司が優しくて、先輩が最寄り駅まで10分電車乗れば着くのにタクシー乗せてくれたね。道が混んでて3000円。やばいよ。

近所の内科じゃわからなくて、2件紹介状を書いてもらったね。将来のことを考えて泣いた、先の見えない不安に眠れなくなった。

そんで1年経つのにまだ検診に行ってない。絶対行くって誓ったのに。

胃カメラは馬鹿みたいに胃が綺麗で褒められちゃった。太田胃散常用してるだけあったよね。そろそろスポンサーつくかな。

女性のお医者さんで良かった。検査台にパンツ履いてたら笑われるから、どうしたらいいですかって勇気を出して聞こう。看護師さんももっと教えて欲しかったって思ったのは今でも思ってる。

結果的になんだったのかはわからないけど。
心と体が一致していない、難しいストレスらしいから、自分に嘘つかないで。これ以上ややこしい人間になってどうするの。

そのあとはまじでその先輩をストーカー並みに仲良くなろうと仕事もせずに良くやった。今いうことは一つだけ。

やりすぎだよバーカ！！！

5. 真面目に仕事した

仕事はこれでいいのかってことが何個もあるけど今も割とそう。でも概ね悪い奴はいないからがんばれ。

わたしのあまりの泥臭さに、
もっとスマートに効率的にやれよって言う先輩もいたけど、結果それもありだよって褒められたから、別にやり方は問わないっぽいよ。

泥臭さに、人間性に、そんな自分をフォローしてくれるスタッフがいて良かったね。

あと自分が思ってるよりメールの返信遅いから、ちゃんとしよう。そんなことで評価は上がったり下がったり、なめちゃいけないことがあるっぽいよ。

6. 何になりたいんだっけ

同じ仕事は飽きちゃうわたしへ、どんどん描こう。できればいろんなものを作ろう。イラストレーターになりたいって話はどんどん言おう。

一旦農家になりたくなるけど、ほんとに興味ある？

みんなから散々言われた社会人お金貯まる説は努力しないと無理。努力とか簡単にいうなよって感じだよね。でもなにになりたいか考えるとお金が必要って気付いた偉い子！

7.おわりに

概ね平常運転だと思っていた社会人1年目も、自分的には割とトピックスまみれだった。

2年目だし、振り返るもなにも、さっきまでのことのよう。
このままじゃ、このままなんだ。そんなもどかしさと戦いながら2年目を迎える。

自分の人生が着々と進んでいる感覚がする。思いがけず、気が付かずとも。

器用でもなければ効率も良くない。人のせいにしたくなるし、はたまた自分を責めちらかすこともある。1年目がなんだ。散々思い出に浸ったところで、思い出に馳せることなく、2年目もブチフレッシュで駆け抜けたい。