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アメリカで生活して気づいた、今が「恵まれている」ということ。

こんにちは。小林 良です。

さて、今回は、アメリカに来たからこそ気づけた、
今と今までの「普通」が「恵まれている」ということについてです。

18年間、高校卒業まで日本で生きてきて、アメリカ4年目になったからこそ、今まであたりまえだと思っていた生活があたりまえでないことに気づけました。日本で生活をしていたら気づけなかったこと、見えてこなかった世界がありました。そういった意味では、このnote は、僕のnoteのコンセプトでもある、「リアル」を伝えるに沿った内容になっているかと思います。

なにか特別気づくきっかけがあったわけではなく、「アメリカで生活をしていて実感、痛感する」に近いかもしれません。本当に小さいことかもしれないし、アメリカに来る前の自分には到底理解はできない感覚だろうとも思います。なにか小さなことに幸せを見出せるようになったり、素直に感謝ができるようになったり、少しだけ前より優しくなれたり、18歳で渡米し、苦しみながらも、「今」を勝ち取って生きている僕だからこそ、なにか伝えられることもあるのではないかと思っています。


日本でのあたりまえ

今だからこそ思う、日本はすごくいい国だということ。
一概にいい国と言っても、政治的にとか、そういう難しい話ではなくて、もっとシンプルに、生きやすい国だということ。

治安が良くて、ご飯が安くて美味しくて、医療体制が整っていて、学校制度と教育機関も整備されていて、貧富の差を露骨に感じる機会も少ないと思います。もちろん場所にもよるとは思いますが、近くにコンビニがあって、いろんなものを食べたり揃えたりできて、ATMがあって、コピーができて、郵便物を出したり受け取ったりもできて、トイレがきれいで、、、とあげだしたらきりがないくらい日本はすごくいい国で、それが僕らにとっての普通になっているのは、本当に恵まれていることなんだと思います。

街を歩いていて、子供の身長くらいある銃をもってパトロールしている警察なんていないし、子供の行方不明や、連続殺人犯が見つかっていないこと、近くにいる可能性があるかもしれないことが、iPhone の緊急警報で知らされることはなくて、学校の避難訓練は銃をもった人に対する訓練でもなくて、ホームレスの方がそこらじゅうで小銭をもらいにくるなんてこともないと思います。自分が人種差別をうけることや、少数派になることも。

僕は個人的にアメリカが好きだし、自分にあっていると思っています。アメリカ批判をしたいわけでは一切なくて、日本を出たからこそみえた、日本という国の良さ、日本語の美しさや、日本人の誠実さ、勤勉さは間違いなく今の僕のアイデンティティになっているし、武器になっていると思います。そういった意味でも、日本人として生まれたこと、日本で育ったことは僕にとって最も恵まれていることのうちの一つだと感じています。


今が恵まれている

なかなか実感する機会もなかったことですが、最近になって今の生活や、自分にとっての普通が、誰かにとっては普通ではなくて、そこに気づけたとき、いろんなことがあたりまえではないんだと気づけました。前回のnote で書いた、現状とこれからの決断も、「今」があるから、「普通」に生活ができているから、できた決断だったとおもいます。まだの方は、5分もあれば読めるので、是非読んでみてください。

冒頭で書いたとおり、今のこの現状はいろんな方に支えられながら、必死に考え、行動して勝ち取ったものだという自負はありますが、その現状も客観的に見てみれば、すごく恵まれていると実感しました。

・寝るところがあること
・着る服があること
・3食ご飯が食べられること
・洗濯ができること
・コミュニケーションツールがあること
・アメリカの大学で教育を受けられていること
・バスケットボールができること
・応援してくれる人々がいること

なかなか日本でずっと生活していたら気づけなかったことばかりです。心配してくれる家族がいて、応援してくれる人がいて、サポートしてくれる方々がいて。何気ない日常が、幸せなことばかりで溢れていること。

何もしなくてもご飯が出てきて、洗濯物が終わっていて、お風呂が沸かしてあったり、そもそも湯船があることだって、こっちにきてからはありえなくて、何不自由なく生活させてもらえることが、どれだけ恵まれているかなんて、ひとりでなんでもやってみないとわからなかった。

美味しいものを食べたときに幸せだと思えるようになって、

朝起きて、今日も全力で生きようと思えるようになって、

先の見えない不安の中で、少しずつでも学び、進もうと思う勇気を持てるようになったのは、

アメリカに来て、自分の中でのスタンダードがあがり、今までのあたりまえがあたりまえでない現実を知れたからだと思っています。


まとめ

世界は不平等で、経済的な差、人種の違い、言語の違い、国籍、宗教のちがいによって差別をうけることや、教育を受けれなかったり、チャンスの数に差ができてしまったり。平等を目指すことはすごく大切なことだと思うし、実際に今世界的に起こっている、Equality(平等)のトレンドは、これからの僕らの人生に大きな影響を与えると思います。それと同時に、今現在、世界は不平等であることを理解することも大切だと思います。

日本は島国で、独自の文化や歴史的背景を持ち、だからこそ世界と比べると、少しだけ多様性にふれる機会が少ないのかもしれません。

今まで生きてきた世界の外側に目を向けてみると、彼らには彼らの普通があって、その地域、国特有のあたりまえが存在する。

僕自身、10代で単身アメリカに飛び出したからこそ、日本の素晴らしさ、そして普通に生きていられることがすごく幸せなことで、バスケットボールができて、大学で教育を受けることができて、普通に友達がいて、家族がいて、大切にしたいと思える人たちがいるのは、本当に恵まれていることだと気づけました。

そもそも衣食住があることが恵まれていることだって、実際に目で見て経験してみないとわかりませんでした。

いくら学校の授業できいたり、人から話を聞いても、実際に目で見て経験するのとしないのとでは大きく違って、「百聞は一見にしかず」とはまさにこのことだと思います。

少なくとも僕は、アメリカに来て、自分の今まで生きてきた環境や、今の環境、自分が普通だと思っていた生活や「あたりまえ」が、すごくすごく恵まれていることだと感じています。


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今回は、アメリカに来たからこそ気づいた「今」が恵まれているということについてでした。読んでいただきありがとうございます。

コロナが少しづつ落ち着いてきて、国外も含めて外に出ることへのハードルが、緊急事態宣言等が出ていた頃にくらべると下がってきていると思います。自分の悩んでたことが本当に小さく感じるくらい世界はもっと大きな枠組みで動いていて、自分の世界観が広がることを実感できるかもしれません。

全然偉そうに言える立場の人間ではないですが、僕はスラムダンク奨学金でアメリカに行く機会をいただいて、成長する事ができました。

僕自身もっともっと自分の足で世界に行って、見て、経験し、人間的に大きく、強くなりたいと思っています。

自分が置かれている環境に感謝をして、謙虚に、また、自分らしく挑戦していこうと思います。


小林 良

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