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新しいアルバイトを試している 3/3

この写真とは関係ない。たまたま今日行ったカナダ大使館の写真を使いたくなった。3月だというのに気温は10度以下でカナダにいるかのよう。寒くてもカナダ大使館だからなんか許せる、という謎の感覚もあった。

さて前の話の続き。葬儀屋でバイトをやってみたお話でした。初回なので主に見学をして、葬式の裏方仕事の段取りを見せてもらう。とはいえ、臨機応変に対応することが求められるようで、これはコミュ力問われる現場だわと体感してきた。焼き場で喪主さんにお坊さんにお弁当を手渡してもらうタイミングはここ、とか一応脚本のようなものがあり、流れは決まっている。だけど、親族の方がこちらで先に預かるよといえばそれが正解だし、決まったやり方は一応あるものの、お客さんが良ければそれでいいという方針だというのは理解した。柔軟宮みは必要とされるし、この現場は全く違和感がない。分析機器メーカーでラボ勤務するのとは随分違うけど、客対応という観点から見ると同じかもしれない。散々クレーム対応した昔の職場は大学や企業の研究者であるのに対して、今回の葬儀という現場は誰でも一度は亡くなるから全ての人に関係ある深い現場ということになろうか。

具体的な業務は棺に入れる花を切ったり、焼き場への案内を手伝ったりする。働く人々の中でも面白そうなのは葬儀の司会の仕事。マイクを持って声を出すのは楽しそうだ。小学生の時の運動会を思い出す。放送部でお昼の放送を担当したり、運動会でマイクを持ってプログラムを放送した。仕事でやるのとは話が違うのだろうけど、声を使うお仕事は興味ある。

すぐに司会をやるとポンコツになるらしく、最初は宗派による違いとか色々理解するべきことがあるらしい。60代でも現役で働いている司会もいるらしい。司会のお仕事は3〜4時間だし悪くない。うっかりミスが結構多い私は人の名前とか会社名なんかを読み間違えてしまいそうだけど、間違いは歓迎されない仕事だよなぁ。ふりがな振れば大丈夫かもしれない。

その日は結局5時過ぎまで働いて車で帰宅した。35キロを2往復してトータル140キロ2時間40分ほど運転した。なんのことはなく終わったと思っていたが困ったのは次の日。なんだか腰が重たい感覚がある。腰が重いのは運動不足と水分不足による結構不良と姿勢のバランスが崩れたことなどなど様々な要素があるが、トリガーとなったのはピッタリすぎる服を6時間〜7時間過ごしたこと。運転も良くない。

夕方のオンラインヨガで調子があんまり良くないことを先生に伝え、今日のシークエンスを練習するが、よくなる気配がない。むしろ痛い。あまり腰痛になったことがないからほぼ初めての経験なのだけど、前屈は良くないとか、気持ちいいところでキープするとかいった原則を忘れていた。というかそもそも腰痛の経験不足で加減が分からず最終的になんだか嫌な感じで終わった。いつもと比べるとぜんぜん前に身体が倒れずおもしろいくらいだった。

その日の夜は夜中に目が覚めて、時計を見たら1時59分。なんだか腰が痛くて眠れない。これなら数日前に熱で起きた時のほうがマシ、とかわけわからんことを思うが眠れず寝返りを打つも良くなる気配はない。うとうとしたまま朝になり、ベットから起きた。これはまずい。午後には外苑前まで行って座ってセミナーを受けるのに、行けるのだろうか?

とりあえず散歩しに出た。靴下を履くのにも苦労して、床に落としたものが拾えない。足の指で掴んで投げるのがやっとの状態。30分ほど歩いてなんとか歩けるのが確認できた。ヨガもやって腰回りにストレッチを加える。くしゃみをしても痛いし、歩いても痛い。このところの運動不足と水分不足も影響している気がするし、体のケアを怠った報いかもしれない。後回しにしていた運動習慣と散歩を慌ててやっても気分は良くなるものの痛みがどっかへ行くといった即効性はなく、しばらく続けるしかない。

流石に2時間睡眠ではいかんともし難いので午後に昼寝をしてなんとか起きてとにかく出かける。家でじっとしているより少し出かけたほうがいい感じがするから無理のない範囲で出かけてみる。床のものは拾えない。手持ち無沙汰なので電車の移動中はフランス語の宿題をこなす。家にいると集中できないが電車の中だとやることないから学習には向いている。1時間くらいやると飽きてきたけど宿題はだいぶ進んだ。

腰痛2日目。昨日は4時間くらい連続で眠れた。それはいいけど寝た状態から起き上がるのに苦労する。長時間寝ていたから痛くてすごく大変。今まで知らなかったけど身体が痛いってこんなに大変なのか。朝イチでアテネフランセに行きたいけど、ちょっと無理な感じ。準備して出かけようとするが身体は無理だといっていた。しょうがない。またまたヨガで整える。ヨガってありがたいな。

昼過ぎに電車で出かけて映画を観に行く。青山まで行き、カナダ大使館でケベック映画を見るのだ。今日は国際フランコフォニーの日だからフランス語の映画を上映するらしい。大使館の職員が最初に挨拶をして、その後監督のビデオレターを見た。フランス語、簡単な表現はわかるけど大事なところは日本語訳を聞く。

上映されたのはユー・ウィル・リメンバー・ミーという映画。認知症になった歴史学者の話で面白かった。フランス語は部分的にわかる。洪水、という単語、先週習ったばかりの単語が使われていた。聞き取れると嬉しいなぁ〜。

この手の映画を字幕なしで観る日はくるか?すぐにはこない気がする。アクション映画をフランス語吹替にして日本語字幕で見るくらいのほうが気軽で楽しい。映像見ただけでわかる話でなければ今の語学力では理解できない。Qu’est-ce qui c’est passé ?って叫ぶトムクルーズを見て喜んでいるくらいがちょうどいい。アメリカ映画をフランス語吹替にする意味なんてないけど、英語だと退屈なアクションシーンもフランス語ならば楽しめる。機内で見るにはオススメだ。

語学は楽しくないと続かないから、ゆるく学習するのがコツ。1日2〜3時間学習すれば十分だと思う。特に趣味でやってる場合は緊急性はないから4時間も5時間も費やさなくていい。そんな暇があったら現地へ行ったほうがいい。すっかり腰痛のことを忘れていたが、今日は寝る前にヨガを試して寝てみよう。この世界は全て実験という名の経験だから、日々の出来事はお試しの連続だ。朝までぐっすり眠れて朝起きたら痛みがなくなっているといい。

終わり。あとは明日のお楽しみ。

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