見出し画像

先人が遺した財産の価値を最大化する方法。ポイントは本の読み返し

以前、読書に関する記事をご紹介させていただきました。

・読書量よりも変わったもの 〜本を選ぶ目的と基準〜

・読書の量と仕事の質は関係している!?~数字で見る意外な真実~

私は同じ本、特に経営や人生に活かせると思った本は何度も読み返すようにしております。
どこに何が書いてあるか覚えるほどに読み込んだ本もあります。

今回は私が思う本を読み返す価値についてお話ししたいと思います。


なぜ読み返すのか

そもそも、なぜ本を読み返すのか。
それはより深い学びを得るためです。

本に書いてある内容は一言一句変わらず、時間経過で内容が増えることも減ることもありません。
しかし、読み手の解釈や状況によって、人生を変える1冊になることもあれば、それほど意味をなさない1冊になることもあります。
つまり、読み手の受け取り次第で本の価値は変わるのです。

本は、著者が歩んだ人生の成功エッセンスが詰まったものとも言えます。
本を読むことは、すなわち先人から学ぶこと。
そして、その学びをより深く自分の人生に活かすのであれば、何度も読み返すことは大きな価値があることだと思います。

私は普通の人間なので、一度読んだだけで1から10まで全部理解できる程の能力は持ち合わせていません。
だからこそ、誰よりも学びに触れる努力をしています。


読み返すメリット

では、本を読み返すことにどんなメリットがあるのか。
以前読んだ本であれば、新しい情報を得ることがないのでは?
と思う方もいらっしゃると思います。

しかし、実は同じ本でも読むたびに新しい学びがあるのです。

全く同じ内容の全く同じ本なのになぜなのか。
例えばですが、こどもの頃に見た映画やアニメを大人になって見たとき、以前と違った感想を抱いた経験はありませんか?

映画やアニメの内容も昔と全く変わらないはずなのに、なぜ違う感想を抱くのか。
唯一違う点があるとするならば、自分自身が色々なことを経験し成長していることです。

本も同じです。
自分の経験や成長によって全く受け取れる内容が変わるのです。
極端に言ってしまえば、自分が成長をし続けていれば本から何度でも学び続けられるのです。
本からの学びがなくなるとしたら、自分が成長をやめたときか、著者を超える実績を作ったときでしょう。


本から得る学びの価値

本からの学びがあり続ける、ということは数値換算するとものすごい価値だと思います。

一冊1500円前後の本からたった1つの学びを得たとするならば、その学びは1500円の価値です。
しかし、一冊の本から100の学びを得たとするならば価値としては100倍になるので、150,000円分の価値があったとも言えます。つまりより多くの学びを得ることは、本の価値を最大化していることになるのです。

もし、成功者の経験値を講演会などで学ぼうとすると、1講演で数十万円から数百万円のお金を支払うケースもあります。

そういった視点で考えてみると、本から得る学びにはもの凄い価値があるかもしれません。


まとめ

本は人間が考えた偉大な発明の1つだと思います。
自分が一生を通して得た学びや経験値を文面にして残し、後世へ託していく。
後世の人は先人の学びを得て、より多くものを生み出すことができるようになります。

この「託す」ということができるのは人類だけであり、本とは先人から託された貴重な財産です。
この財産を今を生きる人がどれだけ多く受け取ることができるか。
より多くの価値を受け取るほど、自分の理想に近い未来を築くことができるはずです。

先人から多くのことを学べるように、これからも読書を続けていきたいと思います。


宮田亮(りょうちん)

代表取締役 宮田亮 が絶賛更新中!
・飯ログ 〜俺と息子と時々わんこ〜
https://ameblo.jp/ultimate0407
・Twitter
https://twitter.com/miyataryochin
・Instagram
https://www.instagram.com/ryoomiyata/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?