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人との距離、自分との距離。

今日一つの節目を迎えて、2年前の自分とした約束を一つ果たすことができた。自分が受け持っている仕事の任期の2年目の節目を迎えることができた。

自分が関わるこのプロジェクトも、一旦ひと段落して、ひとつの形が出来上がった。これに一安心した。

このプロジェクトは少子高齢化と過疎化が進んでいる地方で、相次いで閉園、廃園、閉校、廃校になる施設を利用してひとが集まる場所づくりををするというものだった。

この仕事を請け負った2年前の2021年4月から、施設のDIYや地域への周知広報活動を地道に続けてきて、何とか少しずつ形になった。

何よりもその場所を使って、自分のプログラムを運営することができたこと、そのプログラムに20名弱の人が毎月通ってくれたことが何よりもうれしかった。単発の体験イベントも開催した。市内外から参加者が多くあった。

今日で2年の節目となったけれど、実は、契約自体はもう一年余裕がある。
形はできたのでこれをどうするのかは、地域のメンバー次第というところだけど、頼まれたことまっとうできたのかな。と嬉しい気持ち。地域のメンバーに加わって、作ってきたこのプロジェクト、来年が終わったら私はこのプロジェクトから抜けることになる。その時に何もなくなってしまわないように。地域で運営していく力を応援していく3年目にしたいと思っている。

自分がどうこうしたことで、地域に大きな影響があったり、活気が出たりしたという確証は全くないけれど、それでも、出来上がった場所に人が寄ってくれて、そこで喜んでくれたり、語らってくれたり、何らかの時間を過ごしてその人の時間に少しでも吹く風になれたら嬉しいと思った。
風の人、土の人、好きな言葉だな。

あと一年は、もう少し大きな枠組みでこれからのことを考えていく時間にしたいと思う。

こんな風に2年間を過ごすことは、きっと平行世界にいる自分には想像できなかったことで、きっとあのときの選択がなければ今も、前職で会社員をしていたと思う。

人生で挑戦できる期間は限られていると自分としては思うので、(もちろんいくつになっても挑戦できるけど)やりたいことからやっていくに越したことはない。

昨日友達が、「人生を瓶として、大きな経験から詰めていくか小さな経験からつめていくか。」という話をしていて、私は大きな経験から詰めていきたいと思う。

それと同時に、大きな経験の数は多すぎないくらいでよくて、中くらいの経験の多様さで勝負したいと思う。その中くらいの経験の組み合わせやバリエーションで私自身の瓶を詰めていきたい。

そんなことを想った節目。次の一年は、次の一歩を踏み出す年にします。
ありがとう。